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「カバン持ち」の距離まで近づけ! ~僕がリモートワークをあまりオススメしない理由~

ニッポン手仕事図鑑には、九州から参戦してくれている大学生インターンがいます。
インターネット環境も整備されて、使えるアプリやWEBサービスが増えたおかげで、お互いにストレスなく仕事ができるので、これからどんどん地方の学生さんを巻き込んでいけたら…と、小さな野望を抱いていたりします(やってみたい人がいたら、お気軽にご連絡ください)。

 

その一方で…。

 

僕はリモートワークをあまりオススメはしていません。九州のインターン生も、本当はこちらへ来たいと言ってくれているので、できれば来てほしい…。

 

なぜか?
少し話を脱線させますが、昨日、この1年間でさまざまな仕事を一緒にしてきた代理店の方々と打ち上げをしました。
そこに僕らの新卒メンバーは当初呼ばれていなかったのですが、僕が「予定がなかったら、ご飯でも食べにくる?」と聞いてみたところ、「行って、話を聞いてみたかったんです!」と即答してくれたので、連れて行くことにしました。結果、クライアントとの距離も縮めることができたので、次の仕事がやりやすくなりました。

 

でも、本当の目的は、それではありません。

 

先輩たちの、あるいはクライアントの担当者の立ち回りや話の内容から学べることはあるし、もっと言うと、身近で僕ら先輩が彼を見てあげて、気付いてあげられることがある。これって、とても大事なのです。

 

今では古いと言われますが、「カバン持ち」を経験した人は、大成すると言われます。
僕はただ師匠と呼べる人から見て学ぶだけでなく、師匠が見てくれて、ふとしたときにしてくれるアドバイスが、“至極のアドバイスだから”だと思っています。

 

話を元に戻します。
僕らがインターン生にできるアドバイスは、至極の…とは言えませんが、それでも少し長く生きてきた人間として、アドバイスはできる。そしてそれが、次の一歩につながると思っています。だから僕は、リモートワークはひとつの手段としてとても有効ですが、「カバン持ち」くらいの近い距離で学ばせてあげたい。

 

「何か機会があったときに学ばせてください!」と言ってくれる大学生やビジネスマンが多いのですが(それはそれで、嬉しいですよ!)、でも、日々そのくらいの近い距離にいるからこそ、言えることがあるし、言ってあげられることがある。
だから僕は、カバンを持たなくてもいいから、カバン持ちの距離で学ぶことをオススメしているのです。そう、見える世界も変わるし、与えてもらえるアドバイスも変わりますから。