自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

宮崎駿さんはなぜ、50歳を過ぎてから、あの名作『もののけ姫』を生み出せたのか?


今、化粧品メーカーのポーラ・オルビスホールディングスさんとの共同プロジェクトで、女性職人さんにフォーカスをしたフリーペーパーを制作しています。その取材で今日から2泊3日で、沖縄に来ています。3組6名の女性職人さんに取材をさせていただくのですが、今までのニッポン手仕事図鑑とは違ったアプローチをするので、とても楽しみです。どんな取材になるか…それらの話は、ツイッターやニッポン手仕事図鑑のfacebookをご覧いただくとして…。

 

今日は那覇までの飛行機の中で、読んだ本の話を。
なかなか本を読む時間をつくることができていなかったのですが、やっと那覇までの飛行機の中で、ゆっくりと『禅とジブリ』を読むことができました。

 

たくさんの気づきを与えてくれる本なのですが、その本の中で著者であるジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんは、龍雲寺の住職、細川晋輔和尚との対談の中で、こんなお話をされていました。

たとえば、『もののけ姫』を作るとき、絵コンテを見て、その初々しさにとにかく僕は驚いたんですよ。これまで培ってきたカット割りだとか、空を飛ぶシーンだとか、自分の得意技を全部封じたんです。今までの作り方を全否定した。

 

そして、こうも思ったそうです。

『もののけ姫』を見て僕が思ったのは、「これは新人監督の作品だ」ですよ。


過去の作品を意識して、過去の作品を越えようとすると、どうしても保守的になって、自分が“得意なもの”で勝負をしたくなるもの。そう、そのほうが気持ちが楽だから。

 

でも、宮崎駿さんは、それを一切ナシにした。「自分の得意技を封じ、過去の作品への評価を捨てた」からこそ、新しい境地、新しい可能性を切り開くことができて、新しい世界観が生まれ、日本を代表する名作が生まれたのです。

 

宮崎駿さんが『もののけ姫』をつくったのは、50歳を過ぎてから。
その年齢になっても、視聴者に新しい世界観や魅力を届けることができて、さらに自己成長もした。百戦錬磨の鈴木敏夫さんを「こんなに初々しいものをつくれるんだ」と唸らせ、新人監督の作品だとも言わせた…。

 

宮崎駿さんレベルのことは成し遂げられなくても、自分の得意技を封じてみることで、見えてくる景色、たどり着ける境地があるのかもしれません。

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