自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「言葉遊び」が必要なのは、幼児よりもビジネスマン?

後継者育成ツアーの初日、車で塩尻市から松本市へと移動している途中、ある農機販売店のノボリに、「“試乗”最高」というキャッチコピーを見つけました。そう、「史上」と「試乗」をかけているわけです。もしかすると、史上最高と言えるレベルの、試乗の特典がついてくるようなキャンペーンをやっているかも。それだったら、なかなか興味深いです。

 

で、自分の恥をさらしますが、そのキャッチコピーを見たとき、僕がまだ20代の頃に書いた、某釣具メーカーのノボリのキャッチコピーを思い出しました。

 

「今、絶好“釣”」

 

わざわざ解説するまでもなく、「絶好調」という単語で遊んだものです。今があなたにとって、釣りをする絶好のタイミングで、そのメーカーの釣具を使えば、釣果もきっと絶好調に! …という、何とも微妙なコピーです。他に本命案もあったのですが、担当者はまさかの案を採用しました。決まったときは恥ずかしかったのですが、町で何度か見かけたときは、それでも嬉しかったものです。懐かしい。

 

それはさておき…。
「言葉遊び」というと、幼児のゲームを連想しますが、「言葉を変えて、遊ぶ」というのは、(頭が硬くなりつつある)ビジネスマンにも必要な“遊び”だと思うのです。表現力や発想力を磨きたいなら、僕は結構有効なトレーニングだと考えています。

 

たとえば、「急行 苗場行き」という文字を見かけたとします。「急行 休校 苗場行き」と表現すれば、大学が休校になったら、すぐさま苗場のスキー場へ…と、学生をスキー場に誘導したい某バス会社のキャッチコピーになるかも! …まぁ、ならないのですが、そんなふうに考えて遊んでみるわけです。

 

そんなトレーニングを続けていると、いざ文章あるいはスピーチで印象を残したいとき、柔軟な発想でメッセージを考えることができるようになります。
また、以前知人の経営者から、よく人に「文章が硬い…」「文章が冷たい感じがする…」と言われるという悩み相談を受けたことがありましたが、同じような悩みを持っている人がいたら、その悩みを解決してくれるトレーニングになるかもしれません。
いずれにしても、もっともっと、「言葉」で遊びましょう!
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