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情報は「クリスタライズ(結晶化)」してこそ、価値が出る

僕が今読んでいる本に、「クリスタライズ(結晶化)」というワードが出てきました。
これはコンサルティング業界の言葉だそうで(僕は知りませんでした…)、情報のかたまりから“意味合い”を引き出すことを指すそうです。わかりやすく書くと、情報をインプットするだけではまったく意味がなくて、その情報から課題や次につながるヒントなどを「ひねり出す必要がある」ということです。

 

「このままだと5年後、僕らの未来はない」

 

今日、某企業さんに招かれて伺ってきたのですが、担当者の方から出てきたこの言葉に、僕はかなり驚きました。
なぜなら、同業者にはないポジションを確保しているし、手前の業績も「すごい…」と思わず唸ってしまうくらいにいい。それでも本当に危機感を持って、「このままだと5年後、僕らの未来はない」とおっしゃっていたのです。事実、その企業さんが次の一手として選んだ手段は、今までの業界のセオリーとは真逆をいく発想で、「今、そこまでチャレンジをしちゃう?」と聞き返したくなるものでした。

 

なぜ、担当者さんはそう思ったのか?
これこそが、「クリスタライズ」です。優良顧客の動向、市場の変動、技術の進化…集めた情報だけを眺めていても、そんな危機感すら芽生えない。ただ、その情報を結晶化して、“そこに込められた”意味合いをひねり出した結果、彼らが「このままだと5年後、僕らの未来はない」というひとつの答えに行き着いたのです。

 

同じ情報を目の前にしても、何も意味合いを見い出せない人もいれば、次に目指すべき方向性を見い出せる人もいる。情報をインプットして満足してしまうことがありますが、情報は結晶化してこそ、価値が出てくるのです。
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