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「規定打席数」は、ビジネスにもある

「規定打席数」というワードをご存知でしょうか?
プロ野球で「最低限の打席数に到達しないと、打率ランキングにランクインはさせないよ!」というルールです。年間500回打席に立ち、150本ヒットを打って、打率3割のA選手と、年間10回打席に立ち、4本ヒットを打って、打率4割のB選手。もちろん、B選手が首位打者になるわけはありませんし、周囲の評価も当然、150本ヒットを打ったA選手が上です。

 

ちなみに、規定打席を算出する計算式は「試合数×3.1=規定打席」です。つまり、今年143試合行われたプロ野球では、443回以上打席に立たないと、打率ランキングに“ランクインする権利が与えられない”ということです。

 

そう、「打率」だけでは、評価はされない。
「打席に立つ、最低限の回数」があって、はじめて評価されるのです。

 

僕はビジネスでも、見えない「規定打席数」があると思っています。
打率ばかりを気にして=つまり、打てなかった現実ばかりに目を向けて、打席に立たない人は多い。逆に成功者と呼ばれる人の多くは、打席数がめちゃくちゃ多いし、意外に“打率が低かったりする”。でも、ヒットの数が多く、その中でホームランを打ったりもするので、注目もされる。

 

打率も大事。でも、打席数はもっと大事。ヒットを多く打つためには、数多く打席に入らないとダメですし、地力をつける経験を積むためにも、打席数は重要です。
あなたは「規定打席」に到達していると、自信を持って言えますか?