自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

メンターは「尊敬」をしても、「無条件の心酔」をしてはいけない

本当にありがたいことではありますが、僕のブログを読んだり、日々の活動を見たりして、メンターとして尊敬してくれている人が(ごくごく一部ですが…)います。このブログの記事を真剣に読み、考え、次の行動のきっかけをしてくれたり、紹介するトレーニング方法や本を参考にしてくれる人がいるのは、素直に嬉しい。本当にありがたいのです。

 

でも、です。
発信することのすべてを、無条件で「この人が言うなら!」と信じてはダメです。

 

たとえば、僕はこのブログを通して、僕が尊敬する人の働き方や生き方、そしてもちろん、僕自身の働き方や生き方について書くことがあります。でもそれは、読者の方が実践する(真似する)には、タイミングが合わないときがある。つまり、まだ早すぎる人もいれば、もう遅すぎる人もいる…。さらに書くと、そもそも性格的に、そのやり方とは相性が悪いということもある。

 

でも、それを尊敬しているからと言って、無条件に「この人が言うなら!」と実践してしまったら、自分が合わないやり方に、人生を振り回され、時間や体力を消耗してしまうこともある。副作用として、自分で考えることもしなくなって、思考停止状態に陥ってしまうことさえある。

 

そう、「無条件の心酔」はダメ。
大切なのは、「なるほど。そういう考えもあるよね」と一旦頷き、でも一歩立ち止まって、「自分には、どうだろう?」と考えてみること。いろいろと考えた結果、「これは、やっぱりいい!」と思えば、どんどん真似をすればいいし、「この人は心から尊敬しているけど、今回はちょっと、考え方が違うな…」と思えば、冷静にスルーすればいい。

 

僕はメンターという存在は、とても大事な存在だと考えています。だからこそ、冷静になって向き合い、自分の今を冷静に分析したうえで、貪欲に学んでいくべきだと思うのです。