自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

ブランディングとは、わかりやすく表現すると、「愛情」である


本を出版しました!

僕は今、日本を代表する時計メーカー「SEIKO」の映像制作のお仕事をしています。
その映像とは、テレビCMやイベント等で使用する映像ではなく、文化事業や社会貢献活動関係の記録&ブランディング映像になります。

 

そして今日、新たにお仕事をいただいたのですが、その題材が…。

 

「関東大震災で焼け溶けた懐中時計」

 

1923年(大正12年)の9月1日、関東大震災が起きました。
それにより、当時の「服部時計店」の工場は全焼し、店舗も大損害を受けました。それでも、震災の翌月には工場、翌々月には時計店の営業を再開。1度は解雇せざるを得なかった従業員も、再稼働後、すぐに再雇用したそうです。

 

その中で、語り継がれているひとつのエピソードがあります。

 

服部時計店は修理で預かっていた約1,500個の懐中時計を、震災により焼失させてしまったのですが、セイコーの創業者である服部金太郎さんは、「天災とは言えど、お客様には迷惑をかけられない」と、預かっていた懐中時計を無償で新品に交換することを決めたのです。

 

で、その告知をどうやったか?
答えは、これです。

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そう、新聞広告。
結果、服部時計店は日本中のお客様から信頼されることになり、翌年に初めて発売された「SEIKO」ブランドの腕時計は、ヒット商品になったそうです。

 

これ、狙ってやったと思いますか?
真実はわかりませんが、僕は震災直後にマーケティングとか、ブランディングとか、そんなことを考えている余裕はなかったような気がします。さらに書くと、告知広告という手法も、おそらく当時はほとんど事例もなかった(もしかして、初?)と思うのです。

 

信用を勝ち取るとか、マーケティングを狙ってやったのではなく、本当にお客様のことを想い、行動した結果、最高のブランディングになった。そして、東洋の時計王と呼ばれるようになり、日本を代表する時計メーカーになった。

 

ここから学べること。ブランディングとは、ひと言でわかりやすく書くと、「愛情」だということです。アイデアよりも、愛情。最後は、愛が勝つのです。
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