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実行力のある人は、“パッションの着こなし”が上手

「ファッション」の着こなしではなく、「パッション」の着こなし? 打ち間違い? そう思った人はほとんどいないと思いますが、そう、「ファッション」ではなく、「パッション(=情熱)」です。

 

今日は、僕の周りの「実行力のある人」の話です。

 

新規事業や新規プロジェクトを次から次へと立ち上げ、共感する人、協力してくれる人を上手にどんどん巻き込んで、結果を出し続けている人のほとんどが、“パッションの着こなし”が上手だったりします。

 

で、「“パッションの着こなし”って、なに?」という声が聞こえてきそうなので、解説をしてみたいと思います。

 

たとえば、社内でどうしても通したい企画があるとします。そして、企画を通すには、スピード重視の情熱派のAさんと、冷静沈着で慎重派のBさんの、ふたりのキーマンの了承を得る必要がある。当然、企画立案者のあなたは、企画のクオリティやビジョンだけでなく、実行者としての情熱、企画に対する想いも伝えなければならない。そのとき、AさんとBさんで、同じように伝えるでしょうか?

 

そう、「情熱の伝え方」は変えるべきです。それが“パッションの着こなし”。Aさんの前でまとうべきパッションと、Bさんの前でまとうべきパッションが、同じであるはずがないのです。

 

人を巻き込む力があり、プロジェクトを推進していく実行力がある人は、目の前にいる人に合わせて、あるいは自分の情熱を伝えるシーンによって、まとうパッションを変えています。TPOに合わせて、まるでファッションを変えるように。そう、パッションの着こなし上手。

 

何をするにしても、自分の情熱や想いを伝えていくことは不可欠です。そして、それは誰かひとりに伝えて、終わりではありません。関わるすべての人に伝えなければならず、さらに書くと、ひとりひとり情熱の伝え方、届き方が違うのです。

 

実行力のある人は、パッションの着こなしが上手。僕はいつも、そんな人たちを見習いたいと思っています。