自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

グーグルで「人生のヒント」は探せるけど、グーグルで「人生の答え」は見つからない

まだまだ中途半端なペースではありますが、僕が今、何よりも興味を持って学んでいるのが、「禅」です。

 

この先の未来を考えたとき、今のスキルや経験が、まったく通用しなくなることを日々ひしひしと感じているので、まずは自分自身の人間性を高め、考え方や姿勢を進化させていこうと学びはじめました。今は本を読んで学んでいる程度ですが、「禅の合宿」にも参加したいと考えているので、ちょこちょこと探したりしています。「禅合宿は、ここがいいよ!」というオススメ情報をご存知の方がいたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです(これから長野県に行く機会が増えるので、長野だと最高です)。

 

さて、禅語の話を書いたので、今日はひとつ、禅語を紹介したいと思います。

 

「冷暖自知(れいだんじち)」

 

器に入っている水は、眺めているだけでは、冷たいのか暖かいのかがわからないので、実際に飲んでみたり、器に手を入れてみる以外に、「冷暖」を知る術はないという意味の禅語です。そう、立ち止まって考えているだけではダメで、とにかく自分自身が動いてみることが大事だ! という意味です。

 

でも今は、「わからないんだったら、ネットで調べたらいいじゃん!」という人が多い。
ここで声を大きくして言いたいのは、自分で動いて掴んだ答えと、ネットで調べてわかった答えは、“たとえ同じ答えだったとしても別物”だということです。

 

何が違うか?
未来につながる「体験」になっているかどうか、です。

 

ネットで調べた人は、次もネットで調べないと答えが見つけられない。でも、自分で動いた人は、次も自分で動き、自分の頭で答えが出せる。
10回、同じ答えを出したAくんとBくん。ずっとネットに頼り続けたAくんと、自分で動き、自分で答えを出してきたBくん。「チャンス」や「逆境」が目の前に現れたとき、どちらが強く、逞しく向き合えるか、言うまでもありません。

 

グーグルで人生のヒントは探せるけど、グーグルで人生の答えは見つからない。自分で動き、考える。そして、答えを出す。「冷暖自知」を意識して答えを出してきた人と、そうでない人。逞しさは、全然違うのです。

ちなみに、ここで言う「グーグル」とは、あの「google」のことだけではありません。この意味、わかるでしょうか?


リーダーの禅語


傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考