自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「会社の評価」と、「世間の評価」は、違う

僕の世代の親たちが、現役でバリバリ働いていた時代は、ひとりのサラリーマンの仕事が世に出て、評価される可能性は、本当に低かった。でも今の時代は、ブログやSNSで、自分の仕事を世に出していくことができる。これは、とても“幸運なこと”だと思うのです。

 

昔は「人事評価=会社の評価」だけでしたが、今は「会社の評価」だけでなく、「世間の評価」を問うことができます。そして、同じ人間の評価なのに、「会社の評価」と「世間の評価」が“大きく異なる”ケースは多々ある。

 

「会社の評価が低い…」と、条件反射的に落ち込む人がいますが、それは間違い。世間の評価が思いのほか、高いことはあります。逆に「会社の評価は高い!」と手放しに喜ぶ人もいますが、これも違う。世間の評価が思いのほか、低いことだってある。

 

僕が働いている人たちがみんな、自分の仕事をもっと世に出したほうがいいと考えるのは、「会社の評価」と「世間の評価」を聞くことで、自分の個性や価値、強みや弱点を客観的に知ることができるからです。そこに、次に移すべき行動や、自分という人間の価値を高め、厳しい時代を勝ち抜いていくためのヒントが隠されている。さらに書くと、もっと自分がやりたい仕事へのオファーだってあるかもしれない。だからこそ僕は、自分の仕事を周囲の人たち、そして世の中に対して、ブログやSNSを使って、積極的にアウトプットしたほうがいいと思っています。

 

そして、さらに書くと、僕はひとつの会社で評価されるよりも、世の中で評価される人のほうが、強いと思っています。だから、年に1度は、「世間の評価」という“人事評価”を受けたいと思うのです。そう、この先の自分のために。