自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「表現が回りくどい」を改善する

今、僕の周囲の人たちからも評価されるようになり、僕自身もこの先の活躍を期待している2名のメンバー(社員)がいます。

 

ともに30代中盤の同い年で、ひとりはバイヤー(男性)、ひとりはプランナー(女性)です。前向きに、強い想いを持って仕事に取り組んでくれていて、最近はふたりを鍛えることを強く意識して、あれやこれやと仕事を任せているので、スピーディに成長してくれているのですが、もちろんまだまだ課題もあったりします。

 

そんなふたりの、共通の課題。
めちゃくちゃ厳しく書くと、「表現が回りくどい」ということ。

 

話しても、回りくどい。
書いても、回りくどい。

 

表現が回りくどくなってしまうと…。

わかりづらくなり、相手に意図や気持ちが伝わらない。
相手が聞くことに疲れて、提案の印象が悪くなる。
変な狙いや下心があるんじゃ? と、無駄に疑われる。
自信がないように見えるので、個人のブランド力も下がる。

こんなデメリットが出てきてしまいます。

 

だから、チームのメンバーと進めていく仕事は問題がないのですが、外部の人がかかわる新しいプロジェクトだと、どうしてもつまづいてしまう…。ここが解消されないと、ふたりは伸び悩むどころか、チャンスすら逃してしまう…。

 

では、どうすればいいのか?
同じ悩みを抱えている経営者やリーダーもいると思うので、ここでひとつ、「表現が回りくどい」を改善するトレーニングを。

 

新聞やWEBメディアなどからニュース記事を1本を引っ張ってきて、その記事の文章量を3分の1、できれば2分の1の量でリライトさせる。このトレーニングを何度も何度も続けていると、何を伝えることが大事なのか? 捨てるところと、残すところの“勘所”がわかってきます。

 

とても効果的なトレーニングなので、オススメです。新入社員研修などでも、取り入れてみるといいんじゃないかな、と。続けていくだけで、表現の回りくどさは、間違いなく解消されていきます。

 

というわけで、同い年のコンビにはもっともっと成長してもらいたいので、これから徹底的に「表現=伝える技術」を教えていきたいなぁと考えています。ふたりとも忙しいので、勉強する時間はなさそうなのですが…。