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なぜ、学歴コンプレックスを持っていた編集長は、希望の企業の内定を勝ち取れたのか?

具体的な企業名は伏せますが、大学4年生で就活中だった『ふたりごと文庫』の編集長が、無事に内定を勝ち取りました。

 

実は、その企業を薦めたのは、僕でした。
とあるイベントに一緒に参加をしたとき、その企業の方がとても興味深い話をされていて、これからのビジョンも明確で、編集長が描く未来とも合致しそうだったので、「あの会社、受けてみたらいいよ!」と言ったのです。

 

ただ、その会社は「日本で知らない人はいない」と断言できるような企業。
だから僕の「受けてみたらいいよ!」を聞いた瞬間、「いやいや、私なんて学歴もないし、みんなが入りたいような企業だから、さすがに無理ですよ…」と、ほとんど諦めのような表情を浮かべて言ってきました。

 

正直、僕は高学歴のライバルが多くても、全然勝負になると確信を持っていたので、「いやいや、今までインターンで学んできたことを、もっと自信を持ったほうがいいよ。勝負できるから、ダメ元でも受けてみたら?」と、そんなことを伝えました。

 

本人も疑心暗鬼だったそうなのですが、少しずつ「そうなの? いけるの?」から、「インターンで学んできたことに自信を持って、やってみよう!」と心境が変化して、受けてみることにしたそうです。

 

その結果、内定を勝ち取りました。

 

本人も「あのとき、あんなふうに言ってもらえなかったら、受けていませんでした」と言っていましたが、僕はそれを聞いたとき、「そうか、こうやって諦めてしまう大学生はいるんだな」と、少し切なくなりました。

 

確かに、やっぱりダメだった…と現実を突きつけられるのも、若いときは特に、怖かったりすると思います。
でもやっぱり、僕は“根拠のない理由”で諦めてほしくない。企業の採用担当者の多くは人を見る目が長けているので、学歴だけで判断することはありません。だから、これから就活生になる大学生には、「どんな大学に入ったかではなく、入った大学で何をするかで、未来は変わるよ」と言ってあげたいな、と。『ふたりごと文庫』の編集長がそうだったように。仮にダメだったとしても、落とした会社に「相性が悪かっただけ!」「自分の魅力を見抜けなかった相手が悪い!」と言うくらいでいいのです。

 

ちなみに、編集長が入社する予定のその会社、入社してからも『ふたりごと文庫』に関わってもいいと言ってくれているとのこと。素晴らしい企業です。