自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

面接で口にすると、落とされてしまう!? NGワード

電車で移動していたとき、たまたま就活中らしき大学生が隣の席に座ったので、今日は面接についての話題を少々。

 

もう間もなく就職活動も“正式に”はじまり、大学3年生は面接に向けて、さまざまな準備をしていると思います。面接のテクニックもいろいろと学んでいるところだと思いますが、わたしからもひとつアドバイスを。それは、使わないほうがいいのに、意外と使ってしまう「NGワード」。

 

「興味は、あります」

 

自分がやりたい仕事に必要な知識や経験についての「学ぼうという気持ちはありますか?」との問いに対して、「興味は、あります」と答えて終わってしまう。つまり「興味があるけど、“行動はしていない”」と答えてしまっている人が多い…。

 

この発言を否定的に捉える面接官は少なくありません。企業が欲しがる人材とは、知識や経験を得ることが必要だと思ったとき、どんなに小さくてもいいから“すぐに”一歩を踏み出せる人。言い換えると、思っただけで行動に移せない人はいらない。

 

たとえば、ニッポン手仕事図鑑のスタッフの面接をしたとします。
どんなに情熱的に想いを語ってくれても、「興味はあるので、これから学んでいこうと考えています」と答えられると、一気に心が冷めます。興味を抱くのは、「先日、◯◯という工房に行ってきました」だったり、「◯◯という本を買って読んでいます」というような、小さなアクションを起こせる人です。

 

面接で自分の情熱や夢を伝えることは大事です。でも同時に、そして無意識に「わたしは行動をしていません!」と伝えてしまっている人も多い。そう、大事なのは、行動している自分を伝えることなのです。つまり、嘘は言えないので、日々行動することが大事だということ。大学生の皆さん、大切なのは面接のテクニックを学ぶことではなく、未来につながるアクションを起こすことです。転職を考えている社会人にとっても、大事なことですが…。