自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

高校生が未来を切り拓いていくために、大人たちができること

昨日に続き、もう1度だけ講演の記事を。
一昨日の「秋田県高等学校PTA連合会」での講演は、地元の3つの高校の生徒も聞きにくるとのことだったので、『高校生だからできる、小さな一歩の踏み出し方』というテーマで、私が考える「小さな一歩を踏み出していくために大切な“5つのこと”」について、お話をさせていただきました。

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講演の内容を書くと長くなるので割愛しますが、ざっくりと書くと、「私がやります!」「チャレンジしてみます!」と手を挙げてみることの大切さと、手を挙げることで具体的にどのように未来が拓けていくのかを、私の学生時代の話を赤裸々に話しながら、「ふたりごと文庫」の編集長である大学3年生の“たった1年”での成長ストーリーも交えつつ、高校生たちに伝えさせていただきました。

 

私は高校生のうちに「手を挙げること」ができるようになれるかどうかで、その先の未来が(残酷なくらいまでに)大きく変わっていくと考えています。でも、高校生にとって「手を挙げること」は簡単なことではありません…。

 

では、手を挙げられる高校生と挙げられない高校生の境界線はどこにあるのか? を考えてみると、当然性格も多少は影響すると思いますが、私は手を挙げられる自分になる、ほんのちょっとした“きっかけ”と巡り合えるかどうかだと考えています。そして、その巡り合いを演出できるかどうかは、周囲の大人たちにかかっていたりする。そう、子どもたちの未来は、大人に左右される…。

 

そんなことを考えながら、昨日新幹線に乗っていたら「ふたりごと文庫」にこんな記事がアップされていました。


「日本を動かしてみせます」と言ってしまう高校生、本当に好きです。
それはさておき、その彼は優しい顔をした、どちらかというと物静かな高校生。でも、彼は「編集長、私と会ってください!」と、いきなり連絡をしてきて、私が仙台へ会いに行くと、めちゃくちゃ緊張しながらも、自分の夢を熱く語ってくれました。

 

では、彼がなぜ、そこまで積極的になれるのか。“手を挙げる”ことができるようになったのか。深く話を聞いていくと、そこにはやっぱり、“きっかけ”を与えてくれる周囲の大人の存在があったのです。

 

「今の高校生は…」「地方の高校生は…」
そんな声が聞こえてくることもありますが、その背景には“今の大人の力不足”がある。それを忘れず、高校生たちが未来を切り拓いていくためのきっかけを与えていければと、今回の講演を通して、さらに強く思うようになりました。