自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

一人前になるまでは、「茶髪」と「ひげ」はやめるべき?

まだ20代の頃、尊敬する人生の先輩から「茶髪とひげは、仕事が一人前にできるようになるまでやめておけ!」と言われたことがあります。

 

茶髪やひげは、マイナスな印象を持たれることが多い。
いい仕事をしているのに、見た目の印象だけで少し評価が下がってしまったり、本当は人間的に相性はいいはずなのに、距離を置いたりする人も出てくる…。もちろん、そのビジュアルを面白がってくれる人も中にはいますが、やっぱりマイナスに働くほうが多いので、それは本当にもったいない、と。だから、外見のイメージに左右されない実力を手にすることができるまでは、茶髪にしたり、ひげを伸ばすな! と言われました。そのときは茶髪にしたり、ひげを伸ばしたいという願望がないとは言えず、「そのとおりだと思います!」と答えておきましたが…。

 

この考え方には、基本的には賛成です。
決して個性を消しなさい! というわけではなく、半人前のうちにチャンスを掴むのは大変なことなので、マイナスに働く要因はできる限り排除するべきです。20代の頃にチャンスをつかめるかどうかで、30代は大きく変わりますから。

 

でも一方で、ある人はあえて金髪にすることで、「お前、そんな髪してるけど、ちゃんと仕事ができるのか? どんなレベルなんだ?」と、厳しい目を向けられることで、自分に「無責任な仕事はできないぞ!」とプレッシャーをかけている人もいたりする。この考え方も、悪くはありません。むしろ、好きだったりします。

 

そう、大切なのは、「茶髪」や「ひげ」がどうということでなく、自分がどう見られているかを、いつも本気で考えること。
茶髪とひげがマイナスになることもあれば、みんなが「真面目だね」「模範だね」と言ってくれるような教科書的な見た目がマイナスになることも多々あるのです。

 

半人前の自分が、どう見られているか? 結構重要なテーマだと思います。