自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

未来からの逆算ではなく、「今を生きよう」と決めると、心がフッと軽くなる

ツイッターを眺めていたら、ある人が漫画家の小池一夫さんの言葉をリツイートされていました。

本当に心がしんどい時の僕のやり過ごし方がある。
昨日も明日も考えない。今日だけを生きる。
そして、今日だけは生き抜くと決める。
過去も未来も考えないというのは、
僕にとって非常に有効でした。(小池一夫)


「本当に自分のやりたい仕事をやろう!」と決めて、前の会社を退職する決断をしたのが、35歳のとき。
あまりにも捨てるモノが大きく、リスクも大きく、周囲の反対の声も大きかったので、未来への可能性が広がったことにワクワクする一方、とても心がしんどかったことを覚えています。

 

そのときに自分の心のバランスを何とか保てたのは、偶然にも小池さんと同じ考え方を、自分自身が持っていたからでした。

 

それまでは、ビジネス書にあるような模範的な考え方で、10年後の自分をイメージし、5年後までに何をするか、3年後の目標は…、1年後は…、半年後は…、3ヶ月…、今月…と、目指す未来から逆算をして、今までの積み上げてきたモノを冷静に分析しつつ、今何をやるべきかを考えていました。この考え方が間違っているとは今も思っていませんが、“とても苦しかった”し、自分には合わなかった。未来を考えすぎることで、「今」という時間に全力になれないことにも違和感を感じていました…。

 

過去は変えられないし、未来は誰にもわからない。当たり前の話です。
だから、少し心がしんどいときは、未来も過去も忘れて、「今日だけを生きる!」と開き直ってみるといいかもしれません。


ふりまわされない。 小池一夫の心をラクにする300の言葉