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過ちを犯した人に「もう1度、チャンスを!」と言える大人になりたい

両親が住む実家に今も、私の宝物がひとつ置いてあります。
それは、元プロ野球選手 清原和博さんのサイン入りバットとバッティンググローブ。

 

もう17~8年前の、私がまだ22~3歳の頃の話。
幸運にも、私が清原さんのファンだということを知ったある方が、実際に試合で使っているものと同じバットとバッティンググローブに、サインをもらってきてくれたのです。誕生日も1日違いだったこともあり、勝手に親近感を抱き、父親の実家が関西だったので、「俺は絶対にPL学園に行くんだ!」と、小学生の頃には親に宣言していたくらいに憧れていた清原さんの本物の道具。宝物にならないはずはありません。

 

だから、やっぱり少なからずショックはありました。

 

そう、ご存知のように、その清原さんは去年の2月、覚せい剤取締法違反で逮捕されました。
その清原さんが社会復帰を目指して、インタビューを受けられた雑誌「Numbar」を一昨日、読みました。


Number(ナンバー)930号 清原和博「告白」

 

書きたいことはたくさんありますが、とにかく今は、社会復帰に向けて、頑張ってほしい。本当にもう、それだけです。

 

ただ、日本の今の社会は、1度失敗した人を徹底的に叩き(しかも匿名で…)、許さない! 2度とチャンスは与えない! という風潮があります。もちろん、許されるべきでない人もいます。しかし、清原さんは個人的な感情を抜きにしても、もう1度、チャンスを与えてもいいのではないかと思います。

 

Numbarの誌面では、佐々木主浩さん、立浪和義さん、ダルビッシュ選手が登場し、清原選手を全力で応援すると宣言されていました。
もしかすると世間から叩かれかねない中で、この勇気ある宣言はとても大きい。1度過ちを犯した人に、もう1度だけチャンスを与えてみようか? と言える社会に1歩近づいたような気がします。

 

私も「もう1度、チャンスを与えてみないか?」と勇気を持って言える、かっこいい大人になりたいと思いました。