自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

人が集まるコミュニティのつくり方

ずっと片手間で運用をしていた、ニッポン手仕事図鑑の「ふたりごと文庫」を、地方の魅力をさらに掘り起こしていけるようなメディアに進化させるべく、リニューアルをすることにしました。そう、メンバーブログから、オンラインマガジンへ進化させていこう! というわけです。

 

そこでまず決めたのは、“現役大学生”を編集長に抜擢するということ。
若い世代の感性で、地方の魅力を発掘し、課題解決の糸口を探し、発信していってほしいという想いはもちろん、若い世代の“周囲を巻き込んでいく力”をフル活用して、全国にニッポン手仕事図鑑の仲間を増やしてほしい。そう、おじさんの経験だけでは、どうにもらないこともたくさんあるので、若い人の感性にもう少し頼ろうかな、と。個人的に、今後の展開がとても楽しみなプロジェクトになりました。

 

そして、さらに嬉しかったのは、今現在、他の企業でバリバリ働いている方が「ボランティアでいいので、ニッポン手仕事図鑑のお手伝いがしたい!」と言ってくれて、「ふたりごと文庫」のリニューアルプロジェクトに参加してくれることが決まったこと。
今日、キックオフミーティングを行ったのですが、大学生編集長が今後の方向性やコンセプトを考えることを、他社で働くボランティアスタッフがサポートし、そこに社員はいないという構図に…。でもこれ、私にとって、理想的なコミュニティのあり方です。

 

私が考える人が集まるコミュニティ、成功するプロジェクトは、その組織に“所属しているかどうかという垣根”を超えて、情熱を持って、プロジェクトに参加してくれる人がいるかどうか。これに尽きると思っています。逆に言うと、そういう人が集まらなくなったら、ニッポン手仕事図鑑が「危険な状態」になっているというアラートだと思います。

 

では、そんなコミュニティはどうやったらつくれるか?
答えをシンプルに書くと、「世の中の、人の役立っているという手応え」を感じられるかどうか。そう、その手応えを感じらえる環境づくりに全力を注げば、情熱を持った人は自然と集まってくるようになり、プロジェクトも上手くいくようになる。
当たり前のことですが、当たり前にやるのは、とても難しい。だからこそ、今後も大切にしていきたいと思っています。