自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

同期に差をつけたい新入社員は、自分の教科書をつくってみよう!

新卒で企業に入社された新入社員の方は、もう間もなく入社半年を迎えます。
学生時代と違うことばかりで、戸惑いを覚えながらも、日々さまざまな経験を積み、多くの学びを得ていると思います。今はまだ横一列でスタートを切ったばかり。そこまでの差はありません。ただ残酷なことにここから、“差がついて”きます。

 

では、ライバルたちに勝つためには、どうすればいいのか?
それはとてもシンプルで、上司や先輩をはじめ、外部の企業の方から日々学ばせてもらっている「仕事の基本」を、徹底的に身に染み込ませることです。基本ができてはじめて、応用ができ、テクニックも生かせて、結果も出せる。基本なくして、人から評価される仕事はできません。

 

そのためにオススメしたいのが、お手製の「自分の教科書」をつくること。
上司や先輩から言われて、心に残っていること。注意されて、二度と繰り返してはいけないこと。もちろん、これは覚えておくべき! と強く思った営業や交渉、企画の考え方のテクニックに関することも、すべて書いておく。それを仕事をはじめる前や、仕事中に読むことで、「あっ、ここをちゃんと考えないといけないんだった!」「そういえば、前回これで失敗したよな」と、思い出すことができます。大切なのは、とにかく繰り返し読むこと。そうすると、いつしか自然と“読む回数”が減り、教科書は本棚や机の引き出しに眠ることになります。そのときはじめて、「身についた」と言えるのだと思うのです。

 

自分の教科書をつくるときには、コツみたいなことがあります。
一番大事なのは、ノートに書かないこと。ノートに書いてしまうと、順番を入れ替えられません。自分が成長していくと、重要なページとそうでないページが出てきます。今の自分にとって、大切なことを前に出したり、テーマ別に並べ替えたほうが使いやすいときがある。とにかく、今の自分が使いやすいように並べ替えられることが大事なのです。ちなみに私は、A4用紙とレール式のクリアホルダーを使っていました。

 

A4用紙は横書きにして使い、書き方は…と、自分なりのやり方があるのですが、書くと長くなりますし、続けることが大事なので、自分に合ったやり方を探してみてください。忘れてはいけないのは、とにかく書き足し続け、繰り返し読むことです。繰り返すほどに、その教科書は宝物になっていきます。

 

最後にまとめになりますが、ブログを書く習慣をつけると、無意識にネタを探す癖がつくように、自分の教科書に学んだことを書き足し続ける習慣がつくと、そこに追記しようという意識が働くので、“学びの吸収力”がグンとアップします。これが本当、バカにならない習慣になります。
横一線の状態から抜け出したい新入社員の方は、ぜひ自分の教科書をつくってみてください。伸び悩みを感じている中堅社員の方にも、当然オススメです。