自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

自分の転機や勝負どころは、過ぎてからわかるもの

元プロ野球選手の山本昌さんの講演を聞く機会がありました。200勝投手であるだけでなく、50歳までプレーをしていた選手なので、プロ野球選手としての憧れはもちろん、山本昌という人の生き方、哲学にとても興味があります。だから講演は、とても面白く聞かせていただきました。ちなみに講演は、「クロシング」というサービスで視聴できます。興味のある方はぜひ!

 

その講演の中で、山本昌さんはこんなことを語っていました。
「自分の転機や勝負どころは、過ぎてからわかる」

 

尊敬する山本昌さんと同じことを思っていた! というのは、さすがにおこがましいのですが、私もずっと同じように考えていました。
ここからはあくまでも私個人の考えですが、勝負どころが来たら、動こう! チャンスが巡ってきたら、動こう! と考えている人は正直、その段階でもう遅いと私は考えています。勝負どころやチャンスは、山本昌さんの言うように、ほとんどが過ぎてからわかるものですし、たとえ「今が勝負どころだ! ついに来た!」とわかったとしても、すぐに動けないものです。スポーツで言うと、ウォーミングアップもしていないのに、試合がはじまってしまうような状況です。

 

そう、勝負どころや転機、チャンスは、過ぎてからわかるもので、万が一気づけたとしても、すぐには動けないし、結果も出せない。

 

じゃ、どうするのか?
常に今が勝負どころだと思って、行動するしかないのです。勝負どころで勝ち、チャンスをものにしている人の多くは、このような考えを持っているような気がします。

 

さらに言うと、山本昌さんのように、「あとから自分の転機や勝負どころは、あそこだった」と振り返られるのは、結果を出した人だからです。多くの人は、過ぎてからも、自分の転機や勝負どころが、たぶんわからない…。
だから私も、「あのときが、自分の転機だった」と言える自分になりたいと思います。そのためにも、常に今が勝負どころだと、考えて動き続けることが大事だな、と。