自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

学び方が変われば、成長のスピードも変わる

今日は「東京オトナ大学」で開催された、映画作家の河瀨直美さんの講演会に参加してきました。テーマは『映画に生きる美しき日本』。河瀨さんがどのような思いで「地方」と呼ばれる地域で暮らしているのか。映像を通して何を伝えていきたいのかなど、とてもいいお話を聞くことができました。ニッポン手仕事図鑑の編集長として学ぶことがたくさんあった、本当に実りある時間でした。

 

さて、今日書きたかったのはその講演の内容ではなく、学び方についてです。

 

もし今日の講演会の内容を、写真と文章で構成された記事で読んだとしても、得られる学びは半減すると断言できます。なぜなら、「話し手の熱」「身振り手振りから伝わる想い」「感情がこめられた間」などが伝わらないから。人から何かを学ぶというのは、その人から知識や技術を得るだけでなく、想いや情熱に触れることでもあります。だから、人から学ぶのであれば、「ライブ」に勝るものはありません。これを忘れてしまっている人は意外に多い…。

 

私も本から学んだことが多く、本は情報の密度が濃いので、読書推進派です。でも、本を読んだだけではダメだと思っています。また、日々映像を制作しているので、映像が持つ力の大きさは実感していますが、映像も万能ではないと感じることも少なくありません。

 

だから、やっぱりライブなのです。
ほしい本が翌日には届き、WEBがますます便利になり、映像が観られる環境も整ってきました。そう、ライブで学ばなくても、学べる機会が増えた。でも、学びの大きさはライブには勝てない。便利さに甘えた学び方だけではなく、少し時間や手間がかかってもライブで学ぶ機会を増やしていくと、必ず成長のスピードは変わります。これは断言できます。

 

自分自身の日々を振り返ってみると、ライブで学ぶ機会が少なくなっていないでしょうか? 探してみると、お金をかけなくても、ライブで学べる機会はかなりあります。ちなみに、今日の河瀨さんの講演も無料でした。
確かに地方で暮らす方は機会が少ないかもしれませんが、今日も地方から来られていた方がいましたし、探せば地方でも魅力的なセミナーなどが開催されています。

 

だから、常にアンテナを張って、ライブで学べる機会を探してみましょう。学び方が変われば、成長のスピードも変わります。