自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

企画で大切なのは、深く知って、共感をすること

地方の移住促進の映像をつくるときに、何よりも大切にしていること。
それは「この町に住みたい!」と心から思えるようになるまで、その土地を深く知ることです。

 

企業の採用活動の映像をつくるときに、何よりも大切にしていること。
それは「この会社で働きたい!」と心から思えるようになるまで、その会社を深く知ることです。

 

口で言うほど簡単ではありませんが、本気でそう思えるかどうかで、最後に仕上がる映像のクオリティは大きく変わります。だから、深く知って、共感できるようになるまで行動を続ける。企画を考えるのはそれから。

 

企画を考えることが苦手だという人は、この努力がスッポリと抜けてしまっている人が多いような気がします。

 

自分が心からいいと思っていないのに、誰かにいいと思ってもらう企画を考えるのは難しい。正直、“心から”そう思えるようになるのは至難の業ですが、それでも共感できる部分がまったく見えていないと、誰かに共感してもらうなんてできません。予算や納期、相手の要望を聞くことも大切ですが、世の中に届けていく対象を、自分自身が共感できるまで深く知ることはもっと大切です。

 

共感できるまで、相手を深く知る。これは企画の基本です。

 

ただ、どうしても共感できない場合もあります…。
たとえば、スローフードを大切にしている優秀なプランナー。その人がマクドナルドに共感してもらい、世に広めていく企画を考えても、“そこそこの成果”は上げられても、能力を最大限には発揮できません。なぜなら、本気になれないから。そういった場合は仕事を断る…ことはなかなかできないので、別の人間になり切って考えますが、やっぱり自分が心から共感して、そこから生み出す企画には勝てない。

 

だからまずは、深く知る。共感する。好きになる。最後にもう1度書きますが、それが企画の基本です。