自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

信頼される人は「余計なひと言」を言わない

真面目な人や小心者の人に多いのですが、「自分を守るひと言」を、無意識に会話の中に入れてしまうことがあります。

 

どういうことか?
たとえば、何か仕事を任されたとき、「しっかりやります!」と言えばいいところを、「“どこまでできるかわかりませんが”、しっかりやります!」と、逃げの姿勢が透けて見える言葉や、成果を出せなかったときの保険の言葉を、ついつい無意識に付け加えてしまう…。

 

これが恐ろしいのは、自覚することが難しく、人に指摘されてはじめてハッとしたりすることです。なので、私も人のことは言えません…。だからこそ、少し自信がないときや弱気のときは、いつもよりも強く意識して、その「ひと言」に気をつける。逃げの姿勢や保険の言葉を耳にすることで、相手は不安になってしまい、結果的に信頼を失うことにつながるからです。

 

多くの人から信頼される人も、自信がないときや弱気のときはあります。結果が出せるかどうかもわかりません。でも、それを相手に伝えたところで、何かが変わるわけではない。だったら、相手を不安にさせるような「余計なひと言」は口にしない。自分の心の中にある不安はグッと飲み込み、徹底的に準備をして、全力を尽くす。
「この人は大丈夫だ! 任せられる!」と信頼される人は、こういう人だな、と。