自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

20年、30年と生き残る企業の条件

今、とてもよくしていただいている広告代理店が2社あります。そのうちの1社は創業30年、もう1社は創業20年を超えている企業です。素晴らしいです。

 

よく聞く話で恐縮ですが、創業から20年経っても生き残っている企業の割合は、全体の“0.3%”だと言われています。それが30年以上になると、全体の“0.02%”…。日本は長寿企業が世界一多いとはいえ、企業が長生きするのは簡単ではありません。悪戦苦闘している企業の経営を日々間近で見ているためか、長生きしている企業の経営者は、ただそれだけで尊敬します。

 

長寿の秘訣は当たり前ですが、ひとつではありません。社長の人間力や営業力はもちろん、経営理念や社風、ビジネスモデル、ブランディング、組織づくり、人材育成など、理由を挙げればキリがないのですが、上記の2社を並べてみると、あるひとつの共通点があることに気づきました(最近、こんな共通点探しばかりしているような気がします…)。

 

それは、経営者に続く“No.2”のポジションの人が、非常に優秀だということ。

 

「会社の実力は、No.2の実力に比例する」
これは株式会社武蔵野の社長、小山昇さんのポッドキャストを聞いていて、「本当、その通り!」と思わず叫んだひと言です。社長の仕事は「決定」することで、「実行」はNo.2以下の従業員の仕事。何よりも重要な業務を実行するスピードやクオリティは、実行部隊のリーダーであるNo.2の実力に左右されるので、必然的に会社の実力に比例するということです。断言しますが、長寿企業には優秀なNo.2がいます。

 

そこで気がついたのですが、これは個人でも同じだな、と。仕事ができて、多くの人に頼られる個人には、トップとNo.2のような上下関係ではありませんが、身近に信頼できて、仕事もできるパートナーがいて、自分が何かの理由で立ち止まってしまったとしても、時に代わりに走ってくれたりする。つまり、企業も個人もこの先20年、30年と生き残っていくためには、ベストパートナーの存在が不可欠だということではないでしょうか。

 

そう、一匹狼が生き残っていけない時代なのかもしれません。

 

実は「世間に認知された自社コンテンツ(=メディア)を持っている」という共通点もあったのですが、長くなるのでまた今度…。