「私はセンスがないから…」と、言い訳する人がいます。そして、「あいつはどうせ、センスがないから…」と決めつけて、他人に見切りをつけてしまう人がいます。
たぶん、これは大きな間違い。
確か『海馬 - 脳は疲れない』という本に書かれていたと思いますが、センスとは先天的なものではなく、「センスは学べる」後天的なものだと書かれていました。また、「くまモン」の生みの親でもある水野学さんも、次のように述べています。
センスというのは、知の集積にすぎない。どれだけたくさんのものに触れて知識を得たかによって、それが結局はセンスと呼ばれるようになるんです。
つまり、「センスがない」というのは、「たくさんのものに触れていない=行動していない」「知識を得ていない=勉強をしていない」と同義でもあるということ。
脳科学者ではないので、これについては根拠もなく、断言もできませんが、個人的にはそうだと信じています。先天的なものだと思ってしまうと、切なくなりますし…。でも、脳科学の権威だったり、実績豊富なクリエイティブディレクターが言っているので、きっと間違いはないはず。
もし、自分が他の人に比べて「センスがない」と思うジャンルがあれば、原因はそのジャンルについての勉強が足りない。たくさんのものに触れてないだけ。動くしかないのです。
そう、「センスがいい!」は、今からでもつくれる。