オウンドメディアを成功させるコンテンツには、
大きく分けると、ふたつの種類があると考えています。
ひとつ目は「ユーザーが求めるコンテンツ」。
もうひとつは、「ユーザーがアッと驚くコンテンツ」。
言い換えると、
ひとつ目は「そうそう、これこれ」と安心できるコンテンツで、
ふたつ目は「そうきたか!」と驚くコンテンツです。
このバランスは非常に重要です。
今回は後者の、驚くコンテンツを生み出すパワープレーを紹介します。
キーワードは「51番目」です。
最近読んだ「生き抜くために、自分の仕事をつくる。」という書籍にも、
次のように書いてありました。
「少し面白い仮設やアイデアが生まれても、そこで考えを止めないこと。
最初にすらすらと出てくるものは、たいていの場合、ほかの人も思いついている
ことが多いものです。粘ってさらに考えてみることで、
ほかの人が思いつかない新しいアイデアを生み出すことができるのです」
要するに、思考を止めず、アイデアをたくさん出してみるという基本の話です。
アイデアをひとつずつ出していき、1番目から50番目までは、
誰にでも思いつくアイデア、企画、コンテンツだと考えるのです。
アイデアを10個ほど出したあたりから苦しくなってきますが、
そこまでは「こんなのは、みんなが思いつくこと」だと自分を奮い立たせ、
30番目、40番目…と絞り出し、50個目までは、
「このくらいは、きっとみんなが思いつく」と歯を食いしばります。
そして、ようやく訪れた51番目のアイデアこそが、
読者に「そうきたか!」と驚き、感動するアイデアになるという考え方です。
51番目のアイデアがベストアイデアかどうかは保証できませんが、
そのプロセスから得られるものは決して少なくありません。
51番目のアイデアと出会ったからこそ、
1番目のアイデアの価値が見いだせることもありますし、
52番目のベストアイデアと出会えることもあります。
ぜひ1度、51番目というゴールに向かってアイデアを出してみることをオススメします。
「あなたの大切な人を感動させるために、51番目まで行ってみませんか?」