自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

地方創生

このままでは、日本の「い草」は消滅する

畳の原材料となっている『い草(漢字では「藺草」と書きます)』。ご存知のように、日本の住宅から和室が減っていることもあり、それに比例して、い草の農家さんの数も年々減少しています。 僕は1977年に生まれた43歳なのですが、その翌年の1978年が全国の「…

「スイミー」は地域活性の教科書である 〜あなたは誰と一緒に泳ぎますか?〜

もう6年近く前のことになりますが、僕はこのブログの中で『スイミー大作戦』という言葉を使いました。当時、青山学院大学の駅伝の監督、原晋さんが「◯◯◯◯大作戦」というスローガンを発表していて、毎年話題になっていたので、それに便乗して僕は『スイミー大…

人口3万人の小さな町、秋田県鹿角市を応援しよう!〜編集長のおみやげ「鹿角の特産品福袋」をプレゼント!〜

今日はクリスマスイブで、おそらくブログを読む人も少ないと思いますので、こっそりと僕から、皆さんにクリスマスプレゼントを贈ります(届くのは後日ですが…)。 まずは、余談から。 2020年は世界中からたくさんの笑顔が奪われた1年になりました。僕の周囲…

「地域力創造アドバイザー」に就任したからには、地域のために汗をかきたい

本日、4月1日付で「地域力創造アドバイザー」に就任させていただきました。https://www.soumu.go.jp/main_content/000674462.pdf 「というか、地域力創造アドバイザーってなに?」という方がほとんどだと思うので、ざっくり説明をさせていただくと…。これま…

「よそ者のあいつらには、何もできない」と言っている人ほど、何もできない

全国の地域に関わるお仕事、あるいは特定の産業に関わるお仕事をしていると、必ず“一定数”聞こえてくる声があります。 「よそ者には、何もできない。何も変えられない」 何か具体的な裏切りがあったというならわかりますが、ただ“中の人”である自分たちの誇…

「それぞれを見る」ことが、これからの戦い方なのかもしれない

僕のツイートには正直、あまり多くの「いいね」がつかないのですが、久々に100いいねを超えたので、今日はそのネタを使わせていただくとします。せっかくなので…。 そのツイートとは、こちらです。 日本の漆の今。国内の漆器で使用されている漆の98%は、中国…

伝統工芸の産地が今すぐやめるべきことと、木曽漆器の産地へのメッセージ

余談から入ります。今、日本を代表する某メーカーの映像制作を担当しています。どんな映像を制作しているかというと、これまで門外不出としていた技術(製造工程)を、世の中に情報発信していくための映像です。ブランディングのために、販売促進のために、…

車社会の地方を活性化させるために、不可欠なこと

年が明けてからすぐに秋田県鹿角市へ行き、1月は宮城県仙台市、山形県上山市、兵庫県神戸市、岩手県遠野市、岩手県盛岡市、愛知県あま市、和歌山県印南町と巡っています。正直、1ヶ月でこれだけのエリアを巡るのははじめてなので、いくら旅好きと言っても、4…

丹後の白生地は、危機的状況にある

かつては2兆円産業だった呉服市場ですが、今どのくらいまで市場が縮小しているか、皆さんはご存知でしょうか? 2,800億円を下回っているのです…。 今日、お仕事の相談があるということで、とある老舗の呉服屋さんとお会いをしました。たくさんの興味深いお話…

「誰でもいい」は、「誰もいらない」と同じこと

昨日、東京ビッグサイトで開催された「移住・交流&地域おこしフェア」へ行ってきました。いつもお世話になっている自治体の方にご挨拶ができて、ずっとつながりたかった「ココロココ」や「ソトコト」といったメディアの方ともお話ができたので、とても有意…

すべてのものに、「鮮度」がある

今日から撮影で山形県上山市に来ています。夏の上山も素敵ですが、冬の上山も風情があって素敵です。町の人も温かくて、「ちょっと食べていきなさい」と出してくれる食べ物も“いちいち”おいしい。 中でも驚いたのは、最後の写真にもある干し柿のおいしさ。干…

鹿角市(地方)に足りないのは、東急ハンズの「考え方=スタンス」である

昨日今日と秋田県鹿角市に滞在していました。もう少し滞在していたかったのですが、明日からの山形県上山市での撮影のため、今このブログを書きながら(現在19時)仙台に向かっているところです。バタバタの移動は疲れます…。 さて。鹿角市はここ最近は1年以…

指出さんと、はあちゅうさんに、会いたい!

「会いたい人リスト」の記事を読んでくれている人が増えたせいか、この年末は「来年会いたい人は誰?」と聞かれることが多々ありました。 そのほとんどが誰もが知っている著名な方というより、一般の方々なのですが、それだと話があまり盛り上がらないので、…

50年後も残ってほしい町、和歌山県印南町

「全国の農村を残していくために、農村の魅力を発信していこう!」国が今、本気になって取り組んでいる農村の活性化プロジェクトに関わらせていただいています。その中で今回私が国に推薦した農村が、和歌山県印南町。人口8,400人ほどの町ですが、皆さん陽気…

総務省に届け! 「地域おこし企業人」の次に制度化してほしいこと

昨日、群馬県庁からお招きいただき、群馬県の渋川市、前橋市を中心に発展してきた伝統工芸、「近代こけし」の後継者問題の意見交換を兼ねて、3つの工房を見学させていただきました。 ちなみに最後の2枚は、現地で一目惚れしたお茶挽き器。近代こけしを製造す…

秋田県鹿角市の老舗酒蔵「かづの銘酒」が、事業継承のために選んだ道は…

わたしに日本酒のおいしさを教えてくれた、創業100年を超える秋田県鹿角市の老舗の酒蔵『かづの銘酒』。何度か映像も撮らせていただき、社長にもいろいろとよくしていただいたので(今年2月には、大学生たちに酒蔵見学もさせてくれました)、個人的にも全力…

人口130人の地域、長野県の信級(のぶしな)を知っていますか?

人口130人程度。お金を使えるお店、1軒だけ。信号なし。いわゆる、限界集落。 それが、長野県の信級(のぶしな)地区。 こんなふうに書いてしまうと、悲観的な空気が漂ってしまいますが、しっかりと自分のビジネスをやっている若者(や、アグレッシブなお母…

君は、「しそ巻大根」と「しそ巻あんず」を食べたことがあるか?

今日は秋田県鹿角市に来ています。道の駅「あんとらあ」の特設ブースをプロデュースすることになったので、鹿角市内の生産者さんたちとお会いをしてきました。 「鹿角市の観光大使」を自称しているからではなく、今日はどうしても書いておきたかったのが、こ…

地方の未来を考える授業を、シブヤ大学で行います!

「自分が学生時代にやりたかったことを、今の学生たちに」 私が最近、大事にしているキーワードです。大学生がインターンに来てくれるときも、「オフィス見学をしたい!」と大学生が遊びに来てくれるときも、自分が学生だったら嬉しいことを意識しています。…

地方の人材を活かすためには、「大人が褒める」が不可欠!

今日、大学生と打ち合わせをしていたときのことです。「『1年前の自分』と『現在の自分』が、ここまで大きく変わると思っていなかった」という話になったので、「なぜ、そこまで変われたと思う?」と質問をしたら、「なんでだろう…」と悩み出し…。で、一緒に…

これからのプロモーションのキーワードは、「フォトジェニック」

今年3月、消費者庁がインターネットで行った「消費生活に関する意識調査(全国の15歳から95歳の男女3000人)」によると、写真や動画をSNSに投稿している人は全体の25%で、撮影のために何をしたか? という質問に対する上位3つの回答は、「旅行(45.6%)」「…

「お試し移住」や「現地体験」のツアーに参加した人が、その町を大好きになる理由

今年に入ってから2度、首都圏の大学生たちを地方の町へ連れていき、その町の魅力を発掘するというツアーを開催しました。1回目は秋田県鹿角市。2回目は山形県上山市。ツアーに参加をした大学生たちは例外なく、その町を好きになりました。 その理由が昨日、…

企業や地方自治体はもっと、お金の使い方に「シビア」になるべき

昨日、一昨日と、8人の大学生と一緒に山形県上山市を巡る「かみのやまローカルインターン」に、講師兼アドバイザーとして参加をしてきました。 湯の上観音の住職に町の歴史を聞きに行ったり、商店街で働く人たちに突撃インタビューをしたり、地元の職人さん…

「地域おこし協力隊」に、会いに行ってみよう!

ニッポン手仕事図鑑のオンラインメディア『ふたりごと文庫』の編集長を任せている大学生。8月末からインターンに来てくれる大学生。明後日から行く「かみのやまローカルインターン」に参加する11名の大学生。ニッポン手仕事図鑑の活動をしていると、「地方創…

日本の未来を本気でよくしたい! と考えている、「WEBクリエイター」を募集しています!

今日は告知をさせてください。 ニッポン手仕事図鑑を運営している株式会社ファストコムが現在、WEBクリエイターを募集しています。WEB制作の仕事だけでは「何か物足りないなぁ…」と日々感じている人で、動画メディアの運営や、ニッポン手仕事図鑑が開催する…

なぜ、ニッポン手仕事図鑑は「お米」をつくるのか?

今まで、あれほど多くの人に、情熱的に「鹿角が好きだ!」と伝え続けていたにもかかわらず、鹿角にサテライトオフィスを出した瞬間、たくさんの人から「本当に鹿角が好きだったんですね!」「町を応援したいという気持ち、本気だったんですね!」という言葉…

頑張りどころがわからない企業は、地方に進出しても失敗する

山県県上山市で行われる「かみのやまローカルインターン」に、TURNSのアドバイザーとして参加することになりました。とても素敵なイベントなので、日々の自分に悶々としている人はぜひ参加してみてほしいイベントなのですが、その話はさておき…。 最近はこう…

時代は「おかん」を求めている? - これからの時代の重要なキーワード

「家事代行「1.5時間3600円」“Okan”の実力」先日、そんなタイトルの記事を読みました。 1.5時間という短時間でも依頼が可能で、アプリで簡単に予約もでき、来てくれる担当者と直接やりとりができるのが魅力の家事代行サービス「Okan」。ひとつの家事代行サー…

衰退していく地方に足りないものは、間違いなく「遊び場」です

衰退していく地方に足りないもの。私は「遊び場」だと考えています。はじめて地方自治体のお仕事をさせていただいた北海道北見市へ行ったとき、地元の学生や社会人とお話をして、それを痛感しました。それから4年間でさまざまな地域へ行かせていただきました…

空き家問題を解決するために、何よりも大切なこと

地方自治体の方とお話する機会が増え、そのたびに話題になるのが、「空き家問題」について。空き家が増えて、町の人口が減ると、経済(財政)が悪化するのはもちろん、土地の価値も低下していく…。「移住者なんて、ここ数年いませんよ…」と嘆かれている方も…