自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

30代で伸びる人と、伸びない人の違い

この1年間を振り返ってみる。
自分は“どんな”成長ができたのか? 年齢を重ねれば重ねるほどに、その“どんな”を表現する言葉が具体的ではなくなり、曖昧になってくる。曖昧だということは、極論、あまり成長ができていないということでもあったりするわけです。

 

僕は30代になってから一時期、あることの“欠如”によって、成長が止まってしまったことがあります。
それが、素直さ。

 

ある程度のポジションと実績を手に入れたことによって、「教えてもらいたい!」という素直な気持ちを失ってしまった…。言い換えると、調子にも乗ってしまったし、できないと思われたくない! という変なプライドも出てしまった。
本当はいろいろと教えてもらいたい人に、聞きたいことを素直に聞けない…。変な感情が邪魔をして、ストレートに質問できず、回りくどくなりすぎることで、本当にほしい答えをもらえない…。

 

そう、素直になれないと、自分を成長させてくれる“栄養分”がわからない。

 

どんな栄養分が足りないかがわからないと、何を摂取したらいいか=どんな行動をすればいいかがわからない。つまり、行動が具体的にならない。

 

つまり、こういうこと。

 

ともかく具体的に動いてごらん
具体的に動けば
具体的な答が出るから


相田みつをさんの言葉です。本当、そのとおり。この1年間の自分の成長を、具体的な言葉で表現できない人に足りないのは、きっと「素直さ」です。

 

僕が今週一緒に時間を過ごした製硯師の青栁さんも、成蹊大学の先生も、実力も実績もあるのに、僕なんかにも素直に、あれやこれやとなんでも聞いてくる。ふたりとも30代。日々伸びていく30代は、やっぱり素直なのです。