自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

不振から抜け出せないときは、土用の丑の日を定休日に?

「不振(スランプ)から、なかなか抜け出せない…」
企業や個人を問わず、業績が上がらない、結果が出せないというジレンマと日々戦っている人は多いと思います。

 

不振から抜け出したいとき、「原因はどこにあるんだ? この課題を解決するための方法はなんだ? ライバルに負けているポイントはどこだ?」と、問題点(=マイナスポイント)ばかりに目が向きがちになったりします。もちろん、問題点を見直すことも大事。でも、なかなか不振から抜け出せないときは、“成功”に注目してみることも大事なのです。 

 

たとえば、とある老舗の鰻屋さんの話。
「お客さんが集まらない…。PR方法が悪いのか? 価格が時代についていかないのか? もっと安くするべきか? 鰻以外のメニューを増やすか?」と、業績が悪化した原因が何かを考え、解決策を練り、行動を起こしてみる。でも、状況は一向に良くならない…。そして、「なぜだろう? ここが問題点のはずなのに…」と、さらに頭を悩ませる。

 

と、そんなとき、「良かったときは、どうだったか?」を考えてみる。
一番良かった時期は、土用の丑の日を定休日にしていた。なぜなら、通常のサービスが提供できなくなり、馴染みの客を大切にできないからだ…。

 

ほら、一気に視点が変わりませんか?
つまり、そういうことです。
視点を変えて、アプローチを変えることで、拍子抜けするくらいにパッと不振から脱却できることもある。不振から抜け出せないときほど、思い出してほしいことです。