自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

40歳になって、「やめる決断」をしたこと

正確には、30代後半に差し掛かったくらいのときなのですが、わたしは“欠点や苦手を克服すること”をやめる決断をしました。

 

30代前半くらいの、「まだまだ人生、時間はたっぷり残っているぜ!」と思えるような時期であれば、欠点や苦手を克服することで掴めるチャンスや広がる可能性はあると思いますが、「残された時間」を強く意識せざるを得ない年齢に差し掛かってきたとき、「欠点や苦手を克服すること」に意味を感じなくなりました。

 

そう、そんなことに時間を費やすくらいなら、強みや得意を伸ばせ、と。

 

だから、欠点や苦手を克服することをやめたわけですが、精神的な安定を得られただけでなく、積極的に強みや得意を伸ばす行動が周囲の人の目に止まり、「こんな仕事、どう?」と声を掛けられるようにもなりました。

 

あくまでも個人的な考えですが、20代や30代前半はまだ、欠点や苦手を克服することに時間を費やしたほうがいい。でも、40代が見えてきたら、もうそこは諦めて、強みや得意を伸ばしたほうが、きっと未来は広がる。

 

ちなみに、「得意」や「強い」は何か? は、自分自身で自覚していることではなく、周囲が評価していることがいい。なのでぜひ、「わたしの強みは何ですか?」と、信頼できる人に聞いてみるといいと思います。

 

余談ですが、わたしがこのブログでも何度か紹介をさせていただいた『大人らしさって何だろう。』の著者である大網理紗さんが、その本の男性ビジネスマン向けバージョンを3月に発売されるのですが、その中でわたしのことを少し書いてくれています。で、上がってきたゲラを読んで思ったのは、「へえ、ここを評価してくれるのか」ということ。どこに強みがあるか、自分と他人の視点は違うもの。だから信頼できる人に聞いて、そこを伸ばしていくべきなのです。40代になったら、特に。

わたしは40歳になって、欠点や苦手を克服することをやめました。


大人らしさって何だろう。