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孫正義さんはなぜ、「カギカッコ話法」を使うのか?

昨年末、健康診断を受けているとき、待合室でビジネス誌の『PRESIDENT』で読んでいたら、ソフトバンクの孫正義さんはスピーチのとき、「カギカッコ話法」を多用するという記事が載っていました。

 

ちなみにカギカッコ話法とは、こういうことです。
「職人さんたちは未来にこの技術を残せるかどうかが、不安で仕方がないそうです」と話すのではなく、「職人さんたちからは『この技術を残していけるかどうか、本当に不安で…』という声をよく聞きます」というような感じで、他人の言葉や自分の感情を、“カギカッコに入れる”ように表現をすること。多くの聴衆の心を動かした孫さんの名スピーチには、カギカッコが多用されているそうです。

 

これはスピーチだけではなく、文章でも同じです。
カギカッコを効果的に使うことで、メッセージにリアリティが生まれて、説得力が出てくる。しかも、わかりやすくもなり、相手がこちらのメッセージを理解するスピードも早くなります。

 

わたしもこのブログの記事を書くときだけでなく、提案書や企画書を書くときも、結構な頻度でカギカッコを使います。どんなにいい企画であっても、リアリティと説得力=伝える力がないと、相手の心は動かせないからです。

 

そう、カギカッコを効果的に使うことで、「この企画書、伝わるよねぇ。心が踊るよ!」と言ってもらえるのです。

 

ほら、クライアントから企画書にリアリティと説得力があると言ってもらえるのです…なんて書くよりも、カギカッコを使ったほうがリアリティがあるように感じるでしょ。実際はあまり言われないのですが…。
ま、それはさておき、スピーチにしても文章にしても、人の心を惹きつけられるようになりたいので、これからもカギカッコの使い方を勉強していきたいと思います。

孫さんの話が載っていたプレジデント、確かこの号だったはず…。


PRESIDENT 2017年12/18号(「話が面白い人」入門!))