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「打たれ強い人」と言われる人が、必ず持っている“視点”

「あの人は、打たれ強い」
そんなふうに言われる人もいれば、ちょっと打たれただけでも、落ち込んだり、心が折れてしまい、「あの人は、打たれ弱い…」と言われてしまう人もいます。

 

一体何が違うのか?
当然、生まれ持った性格の違いもあると思いますし、育ってきた環境(=それまでの人生での経験)の差もあるとは思います。しかし、それで片付けてしまうと、打たれ弱い人はずっと、「打たれ弱い人」であり続けなりません…。では、打たれ弱い人が、少しでも打たれ強くなるためにできることは、何もないのでしょうか?

 

いや、あります(と、思います)。
それは、打たれたときに「目を向けるポイント」を少し変えてみることです。

 

どういうことか?
まず大前提として言いたいのが、「打たれ強い」と言われる人でも、打たれ強い人は意外に少ないということ。それでも、打たれ強いと言われるのは、打たれている“今”に目を向けてしまうと、落ち込んだり、自己否定をしたりしてしまうので、打たれている「今、この瞬間の出来事」から“目を背けている”からです。

 

怒られたり、批判されたりと、誰かに“打たれる”には理由があります。
その打たれた原因を克服したら、自分はどう変わるのか? 未来はどう広がるのか? そこに目を向けている人が多いのです。そう、打たれている事実と、「未来への可能性(=希望)」を、即座に結びつけるという“思考”と“視点”を持っているのです。

 

つい先日、私もあることで打たれました…。
その現実だけに目を向けていたら、落ち込んだり、心が折れていたかもしれません。でも、打たれ強い先輩たちを見習って、すぐにその打たれた要因を克服できたときに自分を想像して、未来への可能性をイメージすることができたのです。そうすると、打たれたことを引きづらなくなるし、他人の言葉に流されることもなくなる。

 

そう、打たれ強い人と呼ばれる人の多くは、真っ向からパンチを受けて耐えられる人ではなく、パンチを上手くかわせる人なのです、きっと。そして、その「かわす」とは、現実から目を背けて逃げることではなく、打たれた原因を克服した自分の未来を、ポジティブにイメージすることです。