自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

突然、働く場所が奪われたときのために、今からやっておくべきこと

近畿地方の2府4県と福井県では、後継者不足から中小企業の廃業が進み、2025年頃までの約10年間で雇用の15%=約118万人の雇用が失われるという試算を、近畿経済産業局が発表したそうです。

 

つまり、これから先はどんなに自分にスキルや経験があったとしても、働く場所を問答無用に奪われる可能性が高まるということ。これは関西に限ったことでなく、日本全国で言えることです。

 

そんな時代に向かって、今、何をしておくべきか?
私は「自分のスキルがどこまで市場価値、ニーズがあるかを“常に”把握しておくこと」だと考えています。

 

自分自身が評価する自分のスキルや経験の価値と、市場での価値には“ズレ”があったりするものです。だからこそ、身近な人はもちろんのこと、少し距離のある人や出会って間もない人、世代や立場が違う人などに、自分のスキルや経験のどこに価値を感じるかを聞いてみることが大事。そう、その世の中の評価こそが、突然働く場所を奪われたとき、向かうべき場所を示してくれる。

 

実は最近、自分の価値を確認する作業のひとつとして、あることを再開しました。
それは、以前トレーニングの一環でやっていた「ココナラ」です。

 

昨日、ありがたいことに1件の依頼が入ってきたのですが、思わぬ職種の人からの、思わぬ依頼でした。この1件の依頼だけでも、「なぜ、依頼をしてくれたのか?」「何を期待してくれているのか?」がわかる。今の自分の“ここ”に、価値を感じてくれる人がいるとわかるだけで、今後の行動や生存戦略は変わってきます。

 

今の自分の価値がわからない人は、自分のスキルをいくつか販売してみて、どこにニーズがあるかを試してみると面白いと思います。大切なお金を使って、わざわざ依頼してくれるということは、そこに価値を感じているから。そして、自分の仕事でどこまで相手を満足させられるかも、今の自分の“リアルな価値”です。やってみる価値はありです。

 

さて、まとめます。
周囲の人やココナラを通して、「私のスキルや経験は、どこに価値がありますか?」と問いかけて続けて、今の自分のリアルな価値を知ることはとても大事なことです。そして、その価値を地道な努力で高めていくことは、さらに大事。自分が一番価値があると思っていることと、世の中が自分に感じている価値は違うもの。日々自分の価値に対して丁寧にヒアリングを続けていれば、働く場所を奪われても、焦らず次の一歩を踏み出せるようになるはずです。


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