自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

他人をバカにしたがる男たちは、肩書きを5年で捨てなさい

他人をバカにしたがる男たち」という本の書評を読みました。

 

勝ち組の端くれでもいいから、何としてでも残っていたいと小さなプライドを守るために、他人をバカにしてしまう男について書かれた本です。
この本ではそういう男のことを「ジジイ」と呼んでいて、その「ジジイ」は30代後半から50代前後の男性が多く、加えて若者や女性の中にも、この本で言う「ジジイ」はいる! と書かれているそうです。ジジイがやっかいなのは、高圧的な態度で周囲の若い人たちを疲弊させ、やる気も奪い、イノベーションや改革の大きな障がいになってしまうこと、だと…。

 

まさに自分が今、ジジイのボリュームゾーン世代で、時に「ジジイ」な行動をしがちなときがあるので、書評を読んでいるときにドキッとして、ヒヤッとしました…。これは本当、気を付けなければならない、と…。

 

本の中では「知力は70歳まで伸びていくことがわかっている。だから、自分に限界を設けないことがジジイ化しないために大事なことだ」と書かれているようですが、私個人の意見を書くと、「5年間、同じ肩書きを持ち続けないこと」も大事ではないかと思っています。

 

肩書きは自分を守ってくれる鎧になり、その鎧が自分を成長させてくれる時期があるのですが、ある一定の期間を過ぎると(個人の感想ですが、それがだいたい5年くらい)、“成長の妨げになってしまう時期”がやってくる。これ、とても大事な話です。
その時期になっても鎧を着続けていると、いつしか鎧が脱げなくなり、鎧に守ってもらわないと生きていけなくなる。そうなると、新しいチャレンジができず、新しい可能性が生まれなくなるわけです。結果、自分ではなく、着ている鎧の価値=肩書きの持つパワーを押し付けるしかない「ジジイ」になってしまうのです。

 

とにもかくにも、消費期限切れの肩書きに守ってもらっていると、自分の成長も可能性もなくなってしまう…。
私は今、ニッポン手仕事図鑑の編集長という肩書きに守られ、助けられ、日々成長をさせていただいています。でもいつかは、その肩書きが自分の成長を止めてしまう時期がやってくる。そのときに肩書きを捨てる勇気と自信を、持っていたいと思うのです。そう、他人をバカにしたがる男にならないために。


他人をバカにしたがる男たち


仕事は5年でやめなさい。