自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

今の上司で、本当にいいんですか? 数年後、後悔しませんか?

新しく出会う人が増えたのですが、会話の中でぽつりぽつりではありますが、「人生の転機はいつですか?」と聞かれることがあります。

 

そう聞かれるたびに、あのときかな? このときもそうかな? と考えるのですが、間違いなく「ここは人生の転機だった」と言える出来事のひとつは、「自分の意志で、上司を選んだとき」です。

 

私は自らの意志で上司を選んだことが、「2回」あります。

 

1回目は、26歳のとき。
広告の制作会社に入ったのですが、どうしてもコピーライターのTさん(私の師匠です)のもとで働きたくて、会社に直談判をしました。ストレートに書かせていただくと、実はそれまでの上司に不満があり、「このままでは自分が伸び悩む!」と危機感を覚えて、部署異動=上司を変えてほしい! と訴えたのです。結果、自分の希望が通り、今でも師匠と呼ばせてもらっているコピーライターの上司のもとで働けるようになりました。間違いなく、人生の転機です。

 

そして2回目は、29歳のとき。
有言実行で次から次へと結果を出し続けている、あの人の仕事を近くで見てみたい! というプロデューサーが現れたので、その人のもとで仕事ができることを確認したうえで、転職をしました。コピーライターの師匠が長所を伸ばしてくれる人だとしたら、こちらは弱点を克服させてくれる人でした。今、ある程度まともに人前で話すことができるのも、そのプロデューサーのおかげです。

 

あの本と出会ったとき、あのケガがあったとき、あの場所に行ったとき、あの仕事をやったとき…。人生の転機と呼べる出来事は、振り返ってみると大なり小なり、何回もあるような気がいますが、間違いなく自らの意志で上司を選んだことは、人生の転機だと言うことができます。

 

「今の上司で、本当にいいんですか? 数年後、後悔しませんか?」
と、煽るつもりはありませんが、上司を選ぶことで、日々の仕事や未来は大きく変わります。もちろん、上司を選ぶという行動は、ハイリスクハイリターン。やるかならないかは、くれぐれも慎重にご判断を。