自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

行動を起こし、続けるだけで、上位4%に入れる

今年の4月に私たちの会社に入社したTくんは、今まで企業という企業に入社をして、働いたことがありませんでした。

 

今年、30歳。
そろそろ本気で仕事に取り組んでみたい。

 

その想いを胸に、勇気を振り絞って「ニッポン手仕事図鑑で働いてみたい!」と連絡をくれたTくん。まっすぐな想いに私たちも惹かれて、その日に採用を決めました。今年の5月からTくんは、一生懸命働いてくれています。

 

Tくんは今、企画の勉強をしています。企画を考え、企画書を書いては、私にダメ出しをされる日々…。でも少しずつ、手応えを掴んできてくれているようです。

 

そのTくんに、昨日した話です。
Tくんは“ビリになること”を極端に恐れていました。企画を考えても、どうせ自分の企画が、一番評価が低いに違いない…と。そこで、こんな話をしました。

 

「企画を考え、企画書を書き続けるだけで、上位4%に入れる」

 

100人の人がいるとします。
「よし、企画を考えよう!」と思っても、実際に行動を起こす(=企画を考える)人は、全体の20%しかいない。よく「80:20の法則」と言われますが、これは真実だと思います。つまり、企画を考える人は、100人中20人しかいない。

 

そして、その20人の中で、行動を続ける(=企画書を書き続ける)人もまた、20%しかいない。そう、「企画を考えよう!」を思い、企画書を書き続ける人は、100人いたら、4人しかいないのです。だから、もし4人の中でビリになっても、それは“上位4%”なのです。

 

だから私は、Tくんにビリになることを恐れることはなくて、続けるだけでいいんだと伝えました。Tくんの顔がパッと晴れたのが印象的でした。

 

「行動を起こし、続けるだけで、上位4%に入れる」
私自身も日々、自分自身に言い聞かせている言葉です。