自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

みんな、ストーリーを求めている。ストーリーを語るトレーニングをしよう!

「みんな、ストーリーを求めている」
今週1週間、これを本当に強く実感しました。

 

成蹊大学での授業でも、学生さんたちが興味を持ってくれたのは、私自身の、そしてニッポン手仕事図鑑のストーリーでした。
さらに今週は、グルメ系サービスを展開する某企業、新たにオーダーメイドスーツブランドを展開する某企業、某有名私立大学…と、立て続けに映像制作のご依頼をいただいたのですが、依頼内容をざっくりとひと言で言うと、「消費者からはストーリーを求められていると実感していますが、どのようにストーリーを語っていいかわからない…。そもそも、それが人の心を動かすストーリーなのか…」というもので。

 

もう随分と前から言われていることですが、モノやサービスが溢れすぎていて、クオリティがよいだけでは売れなくなってきた今の時代は、いかにストーリーを語れるかが売上げを大きく左右します。

 

だから、ストーリーを語り続けることが大事。
そんな話をすると、「ストーリーなんて、ないよ…」という声も聞こえてきたりしますが、ストーリーがないなんてことは、“絶対にない”。ストーリーが見つけるフォーカスのピントが合っていないだけで、しっかりと粘り強く向き合い、語り合えば、届けていくべき“ワクワクする”ストーリーは必ず見えてくる。見えてきたら、あとは情熱的に語るのみ! です。

 

さあ、ストーリーを語るトレーニングをしましょう!
トレーニング方法は、至ってシンプルです。
題材を決めて、人を動かせるまで、魅力を語り続ける。

 

たとえば、たまたま見つけた料理屋さん(この時点ではまだ、あなた自身も好きでないほうがいい)。人を動かせるストーリーを探して、身近な誰かに発信してみる。何度も通い、お店の人と話をし、“自分の視点”で魅力を見つけて、人が動く=お店に行くまで、発信を続けるのです。そして動いたら、理由を聞く。なぜ、行動したのか? と。

 

それを続けていくだけで、人が動くストーリーの探し方、どのように発信をしていけばいいかが見えてきます。ストーリーを見つけ、語れるようになるには、こんな地道な努力を続けていくことが欠かせないのです。