自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

小さな会社の「ブランド」の育て方(基本編)

ここ最近、いろいろな場所でお話をさせていただく機会が増えました。
そこで必ず話してほしいテーマとしてリクエストされるのは、「(小さな会社の)自社ブランド、自社メディアの育て方」です(ちなみに2番目に多いのが、なぜ映像という手法を選んだか? というテーマです)。

 

株式会社ファストコムという会社は、私が入社した4年前はまだ5名ほどの小さな会社で、そんな中で「ニッポン手仕事図鑑」という自社ブランド(=自社メディア)を立ち上げました。自分自身がやりたい仕事だったのはもちろんですが、小さな会社が生き残っていくためには、周囲の人に共感、応援をしてもらえるブランドを持っていないと、“この先必ず厳しくなる”のは明らかだったので、小さな会社の生き残り戦略として、自社ブランドをつくったという側面もあります。

 

というわけで今日は、私が今後チャレンジしていきたいことを例として挙げつつ、あくまでも自己流ですが、「小さな会社のブランドの育て方」の基本編を書いてみたいと思います。

 

ひとつ目は「学びを共有していく」。
自社のノウハウを、自社で独占しようとしても、大企業ならまだしも、小さな会社は生き残ってはいけません。だったら、自社のノウハウを共有し、自分たちはさらに前に進む。そしてまたノウハウを共有し…。これを続けていくと、自分たちの成長も加速していきますし、実はたくさんの情報が入ってくるようになり、いいポジションに立てるようになったりします。そう、ノウハウは独占するものではなく、共有するものなのです。特に小さな会社であればあるほど。

 

ちなみに今、TURNSプロデューサーの堀口さんと「この先の時代を生き抜くための、小さな会社の自社メディアの育て方」みたいなトークセッションをやりたいね! という話をしていたりします。ぜひやってほしい! という企業や地方自治体の方、お気軽にご相談ください!

 

続いてふたつ目は、「学べる場(コミュニティ)をつくる」。
小さな会社は仲間を増やしたくても、雇用するのは簡単ではありません。だから、会社という“枠”を超えた仲間を増やせるかどうかがとても重要になります。しかし、何も与えることができないのに、仲間になってもらうことはできません…。

 

だから、「学びや成長のきっかけを与えること」が大切です。
たとえば、私は今、『ニッポンコトづくり学校』というプロジェクトを企画しています。

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 成長できない自分にモヤモヤし、何かを学びたくてウズウズしているオトナたちの「学び場」をつくりたいな、と。
「授業をつくる」という立場で学んでもよし。「授業を受ける」という立場からも学んでもいい。どちらからでも学べる! というプロジェクトです。積極的に学びたいという人たちと一緒に興味深いテーマの授業を企画し、魅力的な講師を招いて、オトナたちが楽しく学べる場をつくる。考えただけでワクワクしてきます。

 

何かを与え、学べることが実感できれば、仲間は自然と増えてきます。そうすると、小さな会社のブランドはどんどん大きくなる。説明はしませんが、「スイミー」のようなものです。
ちなみにこちらも授業単位で協賛企業を募集しておりますので、お気軽にお問い合わせください!

 

最後にみっつ目(=可能性を広げる)を書こうと思いましたが、長くなりそうなので、ここで終わりにしておきます。
以上、スポンサー募集のお知らせでした! ではなく、小さな会社の「ブランド」の育て方の基本編でした。


スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし