自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

リーダーのための、アンガーマネジメント&部下指導術

リーダーと呼ばれるポジションにつくと、スタッフの行動や態度、ミスに対して、「怒り」を覚えるときが多々あります。
でも、感情的なときに指導やアドバイスをしても、当然相手の心には響かないし、指導が一方的で、客観性がなくなってしまうことも少なくありません。人間の脳の特性上、感情的なときに指導をしても、どんどん怒りが大きくなり、言葉もキツくなってしまいますし…。

 

そんなときに効果的なのが、「伝えようとしていることを、まずは1度、文章に書いてみる」こと。

 

スタッフに伝えようとしていることを、シナリオ的に文章に起こしてみると、まずは何よりも自分が抱えている怒りが収まり、とても冷静になれる。
そして、書いていくことで自分の考えがよりまとまって、「実は今伝えなくても、もう少し様子を見たほうがいいんじゃないか?」「待てよ、この部分は彼(彼女)は悪くないな…」と、指導内容やアドバイスの精度も上がり、よりベストな判断ができるようにもなります。

 

繰り返しになりますが、部下や後輩に怒りを覚えたときこそ、感情にまかせて言葉を発するのではなく、まずは1度、伝えたいことを書いてみる。これだけで怒りが収まり、指導のレベルも格段に上がります。あっ、子育てや旦那マネジメントにも効果的かもしれません…。

 

これをやっても「怒り」がどんどん大きくなってくる相手もいますが、そんなときは大きな声では言えませんが、ガツン! とやっていいと思っています。ま、ほとんどの場合は、冷静になれるのですが…。