自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「~たい」という希望から目を背けて、「~る」に妥協していませんか?

今日、鹿角きりたんぽFMの番組に出演をしてきました。
出演したのは、鹿角市の未来のまちづくりを考える番組。なので、パーソナリティを務める方の本気度も非常に高く、地方を応援する仕事をしている私にとっては、とても大きな学びと刺激を得られる時間になりました。こんなに素晴らしい機会をいただけて、本当に感謝しています。

 

で、そのパーソナリティさんが本番前の打ち合わせのとき、こんなことを熱く語られていました。
「私は『働きたい』と『働ける』の違いを、とにかく重要なテーマとして考えていきたいんです。鹿角には、若者が『働ける』企業はたくさんありますが、『働きたい』と思える企業はまだまだ少ない。それは若い人が求める業種や職種がないという話だけでなく、実は『働きたい』と思える企業が身近にあるのに、その存在を知る術がないという意味もあります」

 

そう、「〜たい」と「〜る」はまったく別物なので、一緒にしてはいけません。
働きたい会社と働ける会社、やりたい仕事とやれる仕事。これを一緒に考えてしまうと、いろいろなところで“無理”が出てきます。自治体や企業の人が、「働ける会社があるんだから…」「やれる仕事があるんだから…」と言っても、若い人が働きたい! やりたい! と思えなければ、モチベーションも成果も上がりません。自治体も企業も、もっと言うと、ひとりひとりの個人も、実はこれを一緒にしてしまっている人が意外と多かったりします。

 

できること、やれることといった現実も大事ですが、人は「~たい」という希望があるからこそ、前向きに頑張れるもの。
「~たい」と「~る」の間には、とてつもなく大きな川が流れています。どちら側に行くかで当然、人生は大きく変わると言っても、決して大げさではないのです。
「~たい」という希望から目を背けて、「~る」に妥協していませんか?