自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

30代、40代の人が、自分の可能性を広げていくために、何が必要か?

今日取材に伺ったのは、鹿角市にある縫製工場「株式会社サッシュ」。
ここでは、誰もが知っている超有名ブランドのボトムを生産しています。コーポレートサイトに取引先が掲載されているので、あえて書きませんが、工場に入ると「えっ、あのブランドも、このブランドもここで!?」と驚かされます。鹿角市のさまざまな年代の女性がたくさん働いているのですが、名だたるブランドがその技術を認めているというのは、本当に嬉しいことです。

 

さて、そのサッシュの社長さんにインタビューをさせていただいたのですが、その中で特に印象的だった言葉が「若い世代の人が、この会社で働く魅力は?」という質問を投げかけたときの答え。
社長は「外の世界を見せてあげられること」と即答されました。

 

社長曰く、積極的に努力をして、チャンスを掴んだ社員にはどんどん外の世界を見せてあげて、とにかく楽しい経験をさせてあげたい。無理に仕事に結びつけるつもりはないし、結果的に仕事に役立てばそれでいい、と。

 

人生を楽しく過ごすためにも、仕事をより楽しめるようになるためにも、外の世界を見ることはとても重要です。
「外の世界を見る」というと、どうしても10代、20代が対象になりがちですが、私はいろいろな経験を積むことで、新しいものを吸収しづらくなってきている30代、40代こそ、必要なことだと思っています。ある程度の年齢になると、自分の世界が“固まって”しまうもので、そうなると日々がマンネリ化してしまい、成長も止まってしまうからです。

 

外の世界を見る=自分のコミュニティから出てみることで、30代、40代になっても、新しい可能性が生まれてくるはずです。外の世界と言っても、遠い世界のことばかりではありません。自分の身近なところにも、まだ行ったことのない外の世界はたくさんある。サッシュの社長さんの言葉を聞いて、まずは身近なところから、外の世界を見てみようと思いました。そう、まだまだ自分の可能性を広げていくために。