自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

なぜ、あの老舗の名店は、機械生産しないのか?


9月23日、本を出版しました!

今日は秋田県鹿角市が誇る、創業144年の老舗「浅利佐助商店」の取材でした。

 

地元のどこの飲食店や居酒屋へ行っても、テーブルにはここの調味料が絶対にある。そのくらい、地元の人々に愛され、地元の人々の食生活を支えている企業です。

 

そんな浅利佐助商店の生産ラインを管理されている担当者さんに工場内を案内してもらったのですが、醤油の生産ラインを見せていただいたとき、「思いのほか、人の手をかけるんだな…」と驚きました。
もちろん、地元の人材の雇用という観点で考えると、人を使ったほうがいい。でも、ビジネスで考えると、機械生産のほうが生産性が上がり、コストも下がる場合がある。だから、ちょっとこんな質問をしてみました。

 

「思いのほか、人が行う作業が多いですね。機械生産にしないのは、なぜですか?」

 

そうすると、すぐにこんな答えが返ってきました。

 

「安定的に80点の合格ラインを狙うなら、機械のほうがいい。でも、機械だと、120点は狙えない。ワインにも、当たり年ってあるじゃないですか。それと同じで、醤油や味噌にもあるんです。機械生産だと“神のきまぐれ”がないので、まずまずの合格点しか狙えない。でも、人がつくれば、点数が下がるリスクはあるものの、120点が出せる可能性もある。そこに、かけたいのです」

 

その言葉に、感動しました。

 

80点の合格ラインを安定的に出すことができれば、それがプロの仕事だ! という人もいるでしょう。
でも私は、ときに60点になるリスクがあっても、120点を目指したい! という姿勢が好きです。だから、浅利佐助商店さんの想いに、心から共感しました。愛されるつくり手になるためには、120点を目指すロマンが不可欠なのかもしれません。私もこの姿勢を、見習いたいと思います。

 

最後に余談ですが、おみやげに「白神大豆しょうゆ」「比内地鶏スープ」などのセットをもらいました(本当、嬉しい!)。これらの商品はもちろんですが、個人的にオススメなのは、以前プレゼント企画で応募が殺到した「北限の桃ぽんず」です。たった270円なのに、感動の一品。ぜひ1度、食べてみてください。


浅利佐助商店 北限の桃 ぽんず
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ついにラスト!
第10弾「木彫刻師」の映像を公開しました!
佐賀の伝統芸能を守り続ける職人技をご覧ください。
「面浮立」←これ、何と読むかわかりますか?


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