自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

新しいビジネスを軌道に乗せるための「3つの大切なこと」

今日はひとつ質問が寄せられたので、その回答をここで書いてみたいと思います。
(質問は随時募集していますので、お気軽にどうぞ。許可なく公開もしませんので…)

 

まずは質問の内容から。
「新しいビジネスを立ち上げようと考えているのですが、うまく軌道に乗せられるかがとても不安です。ニッポン手仕事図鑑を軌道に乗せるために意識してきたことがあれば、教えてください。また、自分のビジネスを応援してくれる人を増やす方法もあれば、教えてください」

 

なるほど。
リリースから2年、ニッポン手仕事図鑑も何とか少しずつは成長できているかな、とは思っていますが、正直、まだ軌道に乗っているとはとても言える状況ではありません…。が、それを言ってしまうと何も書けなくなるので、私がこの2年間で大切にしてきたことを書いてみたいと思います。

 

私のこの質問に対する答えはとてもシンプルで、「“1円にもならない”けど、ファンや共感してくれる人を増やせる(と思う)アクションを続ける」こと。これに尽きます。“1円にもならない”が重要です。
たとえば、悩みを抱える職人さんの相談を受けたり、頼まれてもいないのに、その土地の魅力や名産を発信したりする。売上げにはなりませんが、その活動を見てくれている周囲の人が、ファンになってくれたり、共感をしてくれる。

 

お金は大事です。売上げを上げないと、生活もできませんし、仕事を続けていくこともできません。
でも、だからこそ、1円にもならない活動“も”大切にして、ファンや共感をしてくれる人を増やすことが大切なのです。その人たちが結果的に、次の売上げを持ってきてくれるのです。つまり、自分たちの想いを伝えるアクションと、お金を稼ぐためのアクションの両立をするということ。どちらが欠けても、ビジネスはうまくいかない気がします。

 

ビジネスが軌道に乗る前に、売上げにつながらないアクションを起こすことは怖かったりもしますが、私は勇気を振り絞って、売上げだけに走らなかったからこそ、今の仕事があると思っています。
簡単ですが、これが回答になります。

 

あとはおまけですが、「楽しい話題を発信し続ける」ことで、この人たちと何かやりたい! 関わりたい! という人が増えるので、これも大事かな、と。
また、先日「世田谷ものづくり学校」に新オフィスとしてオープンした理由でもあるのですが、まだ見ぬファンとの「接点を増やす場所をつくる」ことも重要だと考えています。「関わりたいけど、接触ができない…」という状況では何も広がりません。一般の方がいつでも来られる場所にオフィスをつくったり、こうやってブログをやってみたり、SNSで情報発信を続けたり…。そんな“つながりやすい場所”を増やすことも、意識してみるといいかもしれません。
参考になったでしょうか?