自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

なぜ、あのフリーランスの音声さんに、仕事が集まるのか?


私が今、某自治体の仕事を一緒にやっているフリーランスの音声さんは、50代です。
一緒に仕事をするようになってから、まだ3か月足らず。はじめて出会った日から、とても興味深く観察をさせてもらっている人です。

 

その音声さん、実はかなりの売れっ子のようで、ひっきりなしに仕事が来ているそうです。
高い技術があり、経験も求められる音声という仕事だからこそ、50代になった今もたくさんの人に頼られているのだと思いますが、仕事が来る理由はそれだけではないと思っています。

 

「昔は、結構ヤンチャだったんじゃないですか?」と、思わず言いたくなってしまう風貌と喋り方なのですが、その外見とは裏腹に、とても仕事が丁寧。
「相手は今、何が必要か?」「この現場は今、どんな空気にするべきか?」「スタッフがこのあと、何か困ることはないか?」「どうすれば、トラブルが起きないか?」と、常に考えている気配りの人でもあります。自分の責任を果たせばいいとか、音だけちゃんと撮れていればいいといった感じではなく、常に現場を、他のスタッフのことを考えてくれるからこそ、次の現場にも来てほしくなる。技術だけだったらきっと、ここまで仕事は集まっていないはずです。

 

そして、さらに付け加えるなら、「プロとして、自分の誇りがある」ことが伝わってくる。

 

名刺の肩書きには、「録音」という言葉だけがそっと添えられていて、メールでのやりとりのときも、自分の名前の前に「録音」とつける。自己紹介のときも、「音を担当する~」と前置きをする。
それがとても、自分の仕事に誇りがあることが伝わってきて、素敵なんです。この人なら、次も任せてみたいな、とついつい思っています。

 

「その人柄が、営業力」
まさに、そんな言葉がふさわしい音声さんなのです。だから、この厳しい時代でも、フリーランスとして、十分過ぎるくらいの仕事が来る。もちろん、苦しいことも、将来の不安もあると思いますが…。
またひとり、素晴らしい人生の先輩ができました。

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