自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「何となく売れていた」「このレベルでもいい」というすべてのモノが、淘汰されていく時代になる

自分たちの仕事や将来のビジョンについて、社員や身近にいる関係者が共感してくれるのは、ある意味で当たり前です。身近な人にも共感してもらえないビジネスあるいは企業に、当然未来なんてあるはずもありません。論外です。
大切なのは、社員や関係者以外の人に、共感をしてもらえるか。私はその数こそが、自分たちのビジネスが社会に貢献できるかどうか、この先伸びていけるかどうかのバロメーターになると考えています。

 

だから先日、ニッポン手仕事図鑑の新しい仲間を募集したとき、熱い想いとともに連絡をくれた方が何名もいたことが、心の底から嬉しく、ありがたいと思いました。こんなに励まされたことはなく、もっと頑張ろう! という気持ちにもなりました。改めて書くまでもなく、想いを共有できる人たちと一緒に仕事がしたい! と、強く、本当に強く思ったものです。

 

共感してもらえること。
この人たちとつながりたいと思ってもらえること。
最近は今まで以上に、そう思ってもらえることを大切に感じています。

 

ちょっと厳しい表現になりますが…。
企業にしても、世の中の商品、サービス、人材にしても、ありとあらゆるものが、今までは「このレベルでもいい」「ないよりはあったほうがいい」「何となく必要」程度でも、買ってもらえたし、少なからず需要はありました。でも、これからはきっと、日本のあらゆるマーケットがどんどん小さくなることで、「何となく売れていた」「何となく必要とされていた」というレベルのものは見向きもされなくなり、「本当に必要だ!」と思えるものしか、求められないようになると思っています。
だから自分自身も、本当に必要だと思ってもらえる人材でありたいし、所属している企業もそうであってほしいし、ニッポン手仕事図鑑もそういうメディアであり続けたい。それを計る指針が、“周囲の人たちからの共感”だと考えています。

 

これからはもっとシビアに、ニッポン手仕事図鑑の活動に対して、共感をしてくれる人がいるかどうかが、見たくなくても見えてくるようになります。
強引に共感してもらおうと思っても、そんなことは不可能。メッキはすぐにバレるし、剥がれる。だから、正々堂々と真摯に行動を続けて、共感してもらえる自分たちであり続けるしかないのです。そう、すでに共感してくれる人たちを裏切らないためにも…。

 

以上、突然の決意表明でした。
明日は和歌山県印南町に行きます。知らない土地に行く前の日は、いつもソワソワ、ワクワクします。