自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

うまく説明できないことは、本当にダメなことか?

「しっかりとまとめてから、もう1度説明に来なさい!」
上司やクライアントから、こんなことを言われた経験はないでしょうか?

 

自分が考えた企画やアイデアをうまく説明できず、そんなことを言われてしまう人は少なくありません…。で、何とかもう1度整理してみるものの、やっぱりうまく言葉にできず、最終的に提案そのものを断念してしまったり…。

 

でも、そこで断念してしまうのは、とてつもなく大きな損失かもしれません。

 

説明できないことは確かに、ただ考えがまとまっていないだけのことも多々ありますが、“今までになかった、新しい何か”だから、うまく説明できず、聞き手も理解ができないということもあります。極端な例を挙げれば、まだiPhoneがない時代に、実物なしにiPhoneの魅力を説明するのが難しいように…。

 

世界を動かすアイデアを出すのは奇跡に近いことかもしれませんが、でもクライアント企業や自社の業績に貢献する新しいアイデアなら出せるかもしれない。そして、そんなアイデアは、最初はうまく説明できないケースも少なくありません。それを「まとまらない…」と諦めてしまうのは、本当にもったいないことだと思うのです。

 

逆に、上司やクライアントの立場にある人は、うまく説明できないアイデアを、ただ「まとまっていない!」と切り捨て、潰してしまうのではなく、「新しい何かが生まれる瞬間かもしれない…」と、一緒に寄り添いながら整理し、言語化してあげるといいと思います。そう、うまく説明できないアイデアには、新しい可能性がある…かもしれませんし、ただ考えがまとまっていないだけかもしれませんが…。