自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

失敗するプロジェクトには、ある“流れ”が自然発生する

すべての事例に当てはまるとは言いませんが、私が見てきた失敗するプロジェクトの多くが、「みんなの意見を取り入れよう」という“流れ”が自然発生する傾向にあります。

 

特にトップの意見が強い中小企業に、多いような気がします。
経営者の意見が重視されつつも、“みんなの意見を取り入れている感”を出したくて、あるいは失敗することに臆病になりすぎて、社員の意見も取り入れ、コンサルタントの意見も取り入れる…。そして最後には「プロの考えも、ぜひ取り入れてください」と言ってみたりする…。お役所系の仕事にも、こんなことが多かったりします…。

 

ここまで来ると、ほぼ確実に失敗します…。

 

多くの意見を取り入れようとすると、そのプロジェクトの独自性や訴求力、共感してもらえる要素がなくなり、どんどん無難な、人の心に響かないものになっていく…。それだけでなく、責任の所在も曖昧になり(プロジェクトを担当する人としては、そのほうがよかったりするのかもしれませんが…)、そして、意思決定も遅くなる。最後にはやってもやらなくても、どうでもいいものが、世に送り出される…。

 

仕事ができる人ほど、責任の所在と、意思決定のスピードを重視します。だから、プロジェクトに関わる人の数を、最小限にしようとします。意見を取り入れる人の数を、ベストな数まで絞り込む。賛否はあると思いますが、「一番大切なことは、自分ひとりで決める」というプロジェクトリーダーも少なくありません。ケースバイケースではありますが、私の考え方の基本も、これです。

 

「みんなの意見を取り入れよう!」
何となくその“流れ”ができてしまっているプロジェクトは、かなり危ない。責任の所在が曖昧で、意思決定が遅くなっていたら、危険な状態だと思って間違いありません。
目の前にあるプロジェクトを成功させたいなら、無闇にみんなの意見を取り入れようとしないこと。とても大切なことです。

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