自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

仕事がうまくいかないのは、誰が悪いのか?

今週、ほとんど同じタイミングで、某A社から映像制作の相談があり、某B社からWEB制作の相談がありました。それらの仕事には“あるひとつの共通点”があったので、今日はそれについて書いてみたいと思います。もし、某社の担当者がこの記事を読んでいたら、バレてしまうと思いますが…。

 

「実は、別の制作会社にお願いしていたのですが、うまくいかなくて…。助けてもらえないでしょうか?」

 

某A社、某B社から来たどちらの仕事も、そんな相談だったのです。
「もう、だったら最初から頼んでよ!」という話で、1社の担当者には「何、別の会社に頼んでいるんですか。裏切りじゃないですかっ!」と、笑顔で詰めさせていただいたところ、「いや、だって、忙しそうだったし…。予算もそこまでなかったから…」という言い訳が返ってきました。暇そうに見えるのも問題ですが、忙しそうに見えてしまうのも、それもまた問題だな、と。残念ながらスケジュールが合わず、映像制作はお断りをさせていただきました…残念。

 

さて、本題です。
なぜ、別の制作会社はうまくいかなかったのか?

 

結論から言うと、私は発注する側の責任が大きいと思っています(もし読んでいたら、本当にごめんなさい…)。

 

私は今まで、映像制作やWEB制作、メディアやイベント企画等、採用活動支援など、制作と企画の仕事を“請け負う”立場で仕事をしてきましたが、前職だけは逆で、制作会社に仕事を“発注する”立場にいました。
「発注する側」「受注する側」のどちらの立場も経験して思うのは、発注する側(クライアントや代理店等)がしっかりと自分たちの課題や今後のビジョンを整理して、制作会社にオリエンテーションできるかどうかで、その仕事のゴールはまったく違うものになるということ。

 

もちろん、制作会社がアウトプットするスキルもとても重要ですし、うまく言語化できない課題やビジョン、想いを引き出してあげる役割はしっかりと果たさなければなりません。でも、それも限界はある。
準備不足による中途半端なオリエンテーションしかできなかったとしたら、それをすべて制作会社の責任にせず、「なぜ、その制作会社の力を、うまく生かせなかったのか?」と1度考えてみるべきです。そう、制作会社の人に対して、「やっぱり、あそこはダメだったか…」「何で、いいものをつくってくれないんだろ?」と嘆く前に、自分たちはもっと何かできたんじゃないか? そう考えてみることが大事。

 

と書くと、次に来る依頼に対して、先手で言い訳をしているような気分になってきました…。そんな言い訳は決してせず、「無茶振り」「準備不足」大歓迎ですので、今後もお気軽にご相談ください。無理なときは無理と、ちゃんと言いますので。