自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

同じ環境でも楽しめる人と、苦しくなってしまう人がいる

私は今、思いっきり仕事を楽しんでいます。その半面、思いっきり忙しいのですが…。
そんな状況に置かれるといつも思うのは、私にとっては思いっきり楽しくても、他の人が同じ環境に置かれたら、たぶん“苦しい”になってしまう人はたくさんいるだろうなぁ、ということ。同じ環境でも「楽しめる人と、苦しくなってしまう人がいる」ことを、忘れてはいけないな、と。そう、自分が楽しいからと言って、強引にその環境に巻き込もうとしてはいけない。

 

ブラック企業と呼ばれるような企業で働いたことはないのですが(そう感じないだけかもしれませんが…)、ブラック企業の中にも楽しんでいる人がいれば、世の中からホワイト企業と呼ばれる企業で働いていても、苦しんでいる人もきっといます。

 

何が言いたいかというと、世の中がどう見ているか? ではなく、自分にはどうだ? という視点を持たないと、自分が選ぶべき環境を間違えてしまうということです。

 

最近、企業の採用活動に関するお仕事をいただくのですが、打ち合わせのときに「親が就職先を決める学生が多い」という話をよく耳にします。
もちろん、自分より人生経験が豊富な親や、先輩たちの意見を聞くのは大切なことです。でも、その人たちにとってはいい職場でも、あなたにとっていい職場であるかはわからない。世間でホワイト企業と呼ばれる企業で上手くやれなければ、それはあなたには合わなかったというだけ。多くの人にとってはホワイト企業でも、あなたにとってホワイト企業だとは限らないのです。

 

そう、本当に聞かなければならないのは、自分の心の声です。

 

これは職場選びだけでなく、すべてのことに言えます。
ひとりひとり価値観が違うのは当たり前のことなので、物事を測る物差しが違えば、答えは変わります。世の中はどうだ? 他の人はどうだ? という視点で、自分の意思を決めても、うまくいかないことは多い。世の中の意見は、あくまでも世の中の意見。参考にしても、最後に聞かなければならないのは、自分の心の声…だと思うのです。