自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

最高のリーダーは「嫌われて」、「何もしない」

まだ読んでいない本を取り上げるのも気が引けますが…。
書店に行ったら、ある2冊の本が隣り合わせに並んでいました。


「最高の上司」は嫌われる


最高のリーダーは何もしない


なかなか興味深いタイトルなので、いつか時間を見つけて読んでみたいと思いますが、その前に行きつけの本屋さんにこんなネタを振っていただいたので、私が知っている最高のリーダー(上司)について、少し書いてみたいと思います。

 

そのリーダーは、確かに「何もしません」。
いや、自分の仕事はしっかりと自分の手でこなしますが、部下の仕事は「サポートする」というよりは、「導く」というスタンス。アドバイスやヒントは与えたりはしますが、自分の手を動かすという意味では、“何もしません”。

 

マネジメントの経験が豊富な人は、わかっているのです。
やる人は、言っても言わなくてもやるし、やらない人は、言っても言わなくてもやらない。これは覆しようもない事実だと思います。そして、人に言われるよりも、自分で気づくほうが、心への刻まれ方が強く、未来へのつながり方も違うので、言って聞かせるのではなく、背中で見せて、気づかせるようとする。その重要性を、実感しているのです。

 

そのリーダーはすべての責任を取る覚悟と決めて、任せる勇気を振り絞って、手を出さないようにグッと我慢しているわけですが、下の人間から見ると、無責任や無茶ぶりに見えたり、何も手助けしてくれないという誤解をされたりする…。結果、嫌われる(やり方を否定される)こともある…。悲しいですが、仕方がない…。

 

そういった意味で言うと、私の知っている最高のリーダーは、何もしないし、嫌われていると言えるのかもしれません。
上記で紹介した本に書かれているのは、こんな単純なものではないと思いますが、あなたが日々「何もしない!」と嫌っているリーダーは、もしかすると最高のリーダーなのかもしれません。真逆かもしれませんが…。